菅直人の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)
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○菅直人君 このこと、この説明を聞いて、なるほどサマワあるいはイラクのバグダッド空港は非戦闘地域だから自衛隊が派遣されたんだと、そのとおりに受け止める国民が果たしてどれだけおられるでしょうか。
私たちは、イラクに対する人道支援や復興支援が必要ないと言っているんじゃありません。しかし、少なくとも戦争をああいう形で大義名分なく始めたことと、この支援に対して、それを言わばあの戦争が正しかったから行くんだという論理は私は間違っている。ですから、そこはきちんと一線を画すべきだ。つまり、あの戦争は正しくなかった、しかし現状がこうなった以上は人道的な支援を行う、こういう考え方が私たち民主党の考え方であり、そのことが必要だと。そういった意味で、総理のこの大義名分なき戦争に支持を与えたことは歴史上の間違いであるということをこの場で重ねて申し上げておきます。
もう一つ、総理は、戦争責任を話題にすると、あの当時の亡くなった人すべてが気の毒だという話にすり替えられます。先日は、靖国神社A級戦犯の合祀も自分は気にならないと言われました。私は、なぜこういう発言をされるのかなと思って、思い当たったのは、つまりは小泉総理にとっては自分のおじいさんのやったことを否定されることになる、そのことじゃないんですか。
つまりは、戦争責任者として、の一人として公職追放に遭った何人かの方がおられますけれども、そういう人たちに対する思い入れの濃い総理ですから、そういった意味で、このことに対して、いや自分は全く疑問がないんだと言われると。私は疑問を持つのが当たり前だと。つまり、日本の国民の何百万もの人があの間違った戦争、少なくとも負けることによって亡くなったんですよ、命が。その日本人に対してまず責任を当時の政治家が負わないでだれが負うんですか。いいですか、そのことを無視してA級裁判のことを言うことはできないと思いますが、いかがですか。