小泉純一郎の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)
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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 言ってない人もおりますが、言っている人もおります。いろいろ、民主主義の時代ですから、賛否両論いろんな意見があるのは承知しておりますが、まず、この道路公団の民営化の議論が出てきたからこそ、有料道路事業、当初二十兆円掛かると言われたのが十兆五千億円で済むという、半減で済む、コスト削減ができたわけであります。そして、料金の引下げも可能となります。債務の償還も四十五年で確実に返済することになっております。ファミリー企業の見直しも進めることができるようになりました。
私は、民営化委員会の意見を基本的に尊重し、これからも必要な道路は造る、そして有料道路、民間の会社が造らないという道路におきましては、住民の意見、多くの地方の意見を聞きながら、本当に必要か、不必要か、どの程度の費用に見合ったならばこの道路を造る価値があるかどうか、費用対効果、採算性、そういうのを考えて、どうしてもこの道路は税金を投入してでも造らなきゃならないというんだったらば、それは地域の皆さんと、じゃ、どの程度負担するか、民間会社が造らない場合はどういう規格で造るかというのはこれから相談する必要があると。
しかし、今後、今までの公団方式だったら全部整備しなきゃならなかったいわゆる九千三百キロの道路、この点についても全部予定どおり造るということはできなくなったわけでありますので、見直しが必要な区間も出てまいります。そういうコストの削減もできますし、私はより効率的な、そして国民の負担をできるだけ軽くして、多くのツケを将来に回さないような形で必要な道路を造っていくという正に画期的な大胆な改革案ができたと。
今後、御審議をいただきまして、できるだけ早く、民主党の皆さんの賛成もいただきましてこれが成立するならば、ああ、やっぱりやってよかったなと。後になれば、これは抜本的な画期的な改革案だということが将来評価されると確信しております。