亀井善之の発言 (農林水産委員会)
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○亀井国務大臣 今、今回のWTOの農業交渉に関連していろいろ御意見をちょうだいいたしました。
まず最初に、今回の交渉におきまして、農業会合、グローサー議長がおられるわけでありまして、この議長が我々G10と何回かお目にかかって会合する、あるいはまた、G5がすべてリードしたような御発言でありますけれども、決してそのようなことはないわけでありまして、G5だけの考え方を取り入れておっては、この農業交渉、まとまらないわけでありますし、日本がそこに入らなかった、これは主として、G5は農業国であります。特に我が国にとりましては、昨年九月のカンクンでのデルベス・ペーパーに上限関税があのように文言が入っておるわけでありまして、そしてあのような決裂をいたしたわけでありますが、そのデルベス議長のもとのペーパーには上限関税があのように記述されておった。そしてその後、あの交渉で私ども主張をして、括弧書きで例外ということを入れさせて、そしてそのペーパーは決裂をしたわけであります。
今回は、その農業国、特にアメリカやインド、いわゆる途上国、輸出国は、またこの上限関税の問題につきましては大変根強く主張をし、アメリカでも、伺いますと、このことを国会に、上限関税、こういうことを主張し、国会でもいろいろ言われておったようでありますけれども、今回、いろいろグローサー議長が各グループの意見を大変丁寧に聞いてくれまして、私も何回かグローサー議長にお目にかかりまして、我が国あるいはまたG10の考え方をよく説明し、そして最終的には第一次のあのいわゆる大島ペーパーで上限関税の問題につきましてはあのような表現で提案をされたわけでありまして、あの昨年九月のメキシコでのデルベス・ペーパーから考えますと格段の違いがある、私はこのように思っておるわけであります。
いろいろ戦略があるわけでありまして、G5に必ず入っていろいろのことを協議する、そういうことよりも、私は、食料輸入国が結束をしてG10を組織し、そして個々に、我が国も外交的な関係、いろいろあるわけでありますから、アメリカとも、あるいはインドとも、ブラジルとも、EUとも緊密ないろいろの話し合いをして、そして我が国の主張をしてきたところであるわけであります。今回の交渉、あくまでも枠組みの合意であるわけでありまして、今後のモダリティーの問題、これにさらに十分注意をし、そして我が国の立場が反映できるような方向で努力をしていかなければならない、こう思っております。