町村信孝の発言 (安全保障委員会)
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○町村国務大臣 さきの内閣改造で外務大臣を拝命いたしました町村でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
衆議院安全保障委員会の開催に当たりまして、小林委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げますとともに、我が国の安全保障政策につきまして所信を申し述べます。
私は、外務大臣として、我が国の安全と繁栄を確保し、国民の生命と財産を守ることを最優先課題として、日米同盟と国際協調を重視するという我が国外交の基本を踏まえつつ、安全保障政策、外交政策の推進に全力で努力してまいります。
現在、不安定、不確実な要素が地域において引き続き多く存在するのみならず、国際的なテロや大量破壊兵器の拡散の問題等への対処が大きな課題となっており、我が国の安全に直結する問題は山積しております。
その中でも、第一に、米軍の抑止力の維持と沖縄を初めとする地元の過重な負担の軽減を念頭に置いて日米同盟関係を強化すること、第二に、現地情勢と国際社会の動向を注視しつつ、イラク復興支援やテロとの闘いに積極的に取り組むこと、第三に、北朝鮮問題について、日朝平壌宣言に基づき、関係国との連携のもと、対話と圧力の考えに立って、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の解決を図って国交正常化を実現することなどが重要と考えています。これらは、小泉総理からも留意するよう指示をちょうだいした重大な安全保障上の課題であり、最大限取り組んでまいります。
また、重要な近隣国である中国、韓国、ASEAN諸国との友好関係を一層増進します。ロシアとの間では、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するため、交渉を粘り強く進めてまいります。
国連に関しては、我が国が標榜する国際協調の一環として国連の役割を強化し、国連・安保理改革と常任理事国入りの実現を目指していく所存です。
こうした安全保障政策、外交政策を円滑に推進するに当たっては、そのための基盤も充実させなければなりません。特に、不確実性や多様なリスクが増大する国際社会の中で、能動的、戦略的な安全保障政策、外交政策を展開していく礎として、迅速かつ広範な対外情報の収集に基づき物事をさまざまな角度から洞察するような分析が不可欠です。外務省を初め政府全体としての対外情報収集、分析の能力と体制の強化にも努めてまいります。
以上のような諸問題に取り組むためには、国民の皆様の理解と支持が不可欠であります。小林委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御鞭撻を賜りながら全力で努力する決意であることを申し上げまして、私の所信とさせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)