葉梨康弘の発言 (憲法調査会)

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○葉梨委員 会長、発言の機会を与えていただきましてありがとうございました。
 また、委員の皆様には、EUの外縁部の国、非常に注目すべきところ、すばらしい選択で、ハードスケジュールの中、調査を行われたことに敬意を表します。
 ただ、この調査で私が感じましたこと、意見を申させていただきますが、アメリカの一国主義に対応するEUの多国間主義である、あるいは世界市民主義につながるようなものであるというような形でこの調査を解釈することは、私は妥当ではないだろうというふうに思います。
 といいますのは、先ほどEUの外縁部と申しましたけれども、EU自体が、文明あるいは文化の統一性の中に打ち立てられた概念であるということを私たちは認識しなければいけないだろうと思います。
 九月の末から十月の頭、私は列国議会同盟に参加してまいりまして、イギリスの議員団と懇談する機会がありました。トルコがEUに対する加盟申請を行っている、これは当分できないだろう、なぜできないかということを聞きましたところ、経済の問題ではない、文化の問題である、そういうような答えが返ってまいりました。
 これを東アジアに置きかえた場合、東アジア、我が国の場合は特に、一国家一文明ということです。ですから、他国とのいろいろな形での文化の共有、そういったことの努力はしていかなければいけませんけれども、EUの英知にしっかり学ぶということは片っ方の問題として、やはり我が国の文化を大切にすること、そして我が国の安全保障、我が国独自の安全保障を大切にすること、これについてもおろそかにはできないというような考えを持っております。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 葉梨康弘

speaker_id: 24180

日付: 2004-10-14

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会