中山成彬の発言 (本会議)
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○国務大臣(中山成彬君) 太田議員にお答えいたします。
三つの質問をいただきました。
まず、今日の教育にあって最も取り組むべき大学改革、学力低下の問題、不登校、学級崩壊などの問題に関する認識及びその対策についてのお尋ねでございます。
大学改革に関しましては、これまで、教育研究の高度化、高等教育の個性化、組織運営の活性化等の観点に立って積極的に推進してきておりまして、特に最近におきましては、国立大学の法人化、大学の設置認可の弾力化や認証評価制度の導入等の大きな改革を実現しております。今後とも、中央教育審議会の審議を踏まえながら、積極的に大学改革を推進してまいります。
学力低下の問題に関しましては、国際的な学力調査の結果によりますと、我が国の子供たちの数学及び理科の成績は国際的に見て上位に位置しておりますが、学習意欲などに課題が見られます。このような状況を踏まえ、確かな学力の向上を図るため、教職員の定数改善を進め、少人数授業や習熟度別指導を推進するとともに、学力向上のためのアクションプランを進めてまいります。
不登校やいわゆる学級崩壊などの問題に関しましては、教育上の重要な課題と認識しておりまして、わかる授業、楽しい学校の実現や心の教育の充実、スクールカウンセラーの配置など教育相談体制の整備、学校、家庭、地域、関係機関の連携の推進などの施策に取り組んでまいります。今後とも、不登校やいわゆる学級崩壊に対する取り組みを推進してまいりたいと考えております。
次に、地域が学校を支えていく開かれた学校のシステムを構築していくための取り組みについてのお尋ねでございます。
学校は地域社会を基盤として存在するものでありまして、充実した学校教育の実現には、学校、家庭、そして地域社会の連携協力が不可欠であります。文部科学省といたしましては、地域に開かれた信頼される学校づくりに向けて諸般の改革に取り組んでいるところでございます。
まず、御指摘の学校運営協議会制度につきましては、さきの通常国会において所要の法改正が行われまして、本年九月より施行されているところであります。文部科学省といたしましては、この制度の全国的な展開が図られ、保護者や地域住民の参画による学校づくりが進められるよう、その普及定着に努めてまいります。
また、兵庫県のトライやる・ウイークのような職業体験活動を中学校に導入する取り組みは、生徒の勤労観、職業観をはぐくむ上で大きな効果を上げていることから、国としても、このような取り組みを全国的に展開できるよう積極的に推進してまいります。
さらに、学校においては、子供が安心して教育を受けることができるよう、家庭や地域の関係機関等と連携しながら学校の安全を確保することが重要です。このため、文部科学省でも、人的警備を必要とする小学校において、地域のボランティアがスクールガードとして安全かつ効果的に学校警備に参加できるような体制が整備されるよう支援してまいりたいと考えております。
最後に、教員養成改革の必要性についてのお尋ねでございます。
教育は人なりと言われるように、すぐれた教員を養成確保することは極めて重要な政策課題であります。高度の専門性と実践的な指導力を有する教員を養成する上で、御指摘の教育実習の充実や教員養成を専門職大学院に広げていくことは極めて有意義であると考えております。このため、文部科学省といたしましては、本年八月の義務教育改革案等を踏まえまして、今後、中央教育審議会において、教員養成、免許制度のあり方について幅広く御論議をいただき、所要の改革を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。(拍手)
〔国務大臣尾辻秀久君登壇〕