田英夫の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)
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○田英夫君 各党の御意見を伺っていて、この二院制の問題については基本的に余り違いがないんじゃないかという印象を持っておりますが、その中で特に申し上げたいのは、衆議院というのはやはり政権を、各党が政権を目指して争うといいますか、そういう場であると思います。これに対して参議院というのはそうではないということから、具体的にいろいろ考えられる。例えば、大臣を出さない、行政府にかかわらないということも一つの考え方として出てくると思います。それから、衆議院の暴走と言ってはしかられるでしょうが、をチェックすると。つまりチェック機能、衆議院だけではなくて、行政府とつながっている衆議院を含めて、それに対してチェック機能を発揮するということで幾つかまた役割が考えられると思います。
そういう中で一つ具体的に申し上げたいのは、既にありますけれども、調査会ですね。これ今まで三つしか置かないことになっていて、国際問題調査会はずっと続いておりますが、そのほか幾つか替わっておりますね。
そういうことも考えながら、私は産業・資源エネルギー調査会長というのをいたしましたけれども、非常に勉強になりました。今、中国とのガス田の問題など出てきても、すぐキャッチできるという感じがしますし、最近は調査会によっては、さっきもお話ありました議員立法が調査会の中から出てくるということも起こっているようでありますが。
かつて私は、国際問題調査会のときに、ODA基本法というのをその調査会で議員立法で作ろうではないかということで小委員会を作って、与野党含めて合意に近づいていて、最後に残念ながら提出するに至らなかったという経緯がありました。小委員長は自民党の方で、非常に積極的にまとめようとしていただいたことを記憶しております。
こういう制度は、やはりもっと数を増やして、調査会の数を増やして対応できるようにする。しかも、それは今までは、残念ながら調査会としての報告書を議長に提出するというところでとどまっておりましたけれども、それをもっと世の中に公開をして、行政府に対しても提出をして、行政府から回答を出させるというところまでやりませんと、大変惜しいことだと思います。議論をずっと詰めていて、まあ両論併記になるところもあってもいいから、そういうことをやった方がいいのではないかと思います。
それから、行政府をチェックするという意味から、先ほどもどなたかから会計検査院との結び付きを言われました。決算重視ということはもう今や具体的に行われている状況になってきましたけれども、以前は決算が三年ぐらい遅れていたという時代がありましたから、それからすると進歩をしましたけれども、会計検査院と参議院の結び付きというのをもっと具体的に考えられないかなと。
それからもう一つは、同じようなあれで、公正取引委員会というのは、今、最近は特に役割を果たしているように思いますけれども、それでも参議院ともっとこう関係を深めるというようなことはできないか。行政をチェックするという意味で言うと、そこのところも具体的に考えられないかということがあります。
それから、選挙制度のことは別の機会に申し上げましたから重ねては言いませんけれども、一番問題は、やはり選挙制度、参議院の選挙制度だと思います。
特に、現状は最も悪い状態になっているんじゃないか。やはり、過度の政党化は避けなければいけないし、それから六年間という任期で一つの問題に十分取り組んでいけるというこの長所をどう生かすのかという。選挙でやるということは基本になるわけですから、選挙制度というのをもう少し、お互いに自分たちで考えるんじゃなくて、もっと第三者機関を設置してそこの意見を出してもらって決めていかないと、自分たちで自分たちの選挙制度を決めていくということだけでやりますと、どうしても大きな政党に有利になるのは当たり前でありますし、この問題も今後の課題として提起しておきたいと思います。
ありがとうございました。