北側一雄の発言 (本会議)
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○国務大臣(北側一雄君) 二問質問をちょうだいいたしました。
一問は災害の復旧、今後の国民の安心して暮らせる国土の形成についてお尋ねでございます。
今年は多くの悲惨な水害や土砂災害が発生をいたしました。被災した公共施設の復旧については、国が直轄で管理する施設の迅速な復旧を図るとともに、地方公共団体が管理する施設についても速やかな災害査定を進めるなど、早期復旧に向けて全力で取組をさしていただきたいと思っております。
また、住宅金融公庫については、災害により家屋が滅失、損傷した被災者の方々の支援として、元金返済の据置期間を設けることも可能とした災害復興住宅融資を行っているところでございます。
もとより、水害、土砂災害から国民の生命、財産を守ることは国の最も基本的な責務であると考えております。
私は、先般の台風二十一号が襲来した後、愛媛県、そしてまた香川県を視察をさしていただきました。愛媛県の方では新居浜、西条の上空から被災地を見さしていただいたわけでございますけれども、その被災地の悲惨さはもとよりでございますが、上空から見ますと、山々のこの土砂崩れ、それから地すべり等々で山肌があらわになっているところがもう山々に一面ございました。私はその姿を実際見て大変驚きまして、山が大変荒れている、山の地盤が非常に今弱くなっているということを痛感をした次第でございます。
私は、治山治水対策はやはり国の施策の中でも極めて優先順位が高い施策であるというふうに考えておりまして、しっかり取り組んでいく必要があるというふうに思っておるところでございます。度重なる集中豪雨によりまして多くの災害が発生している事態にかんがみまして、中小河川の整備と管理の在り方等について検討を行うとともに、従前からの災害対策の総点検と抜本的な見直し強化を指示をしたところでございます。関係府省とも連携をしまして、地域の水防体制の強化、ハザードマップの作成、普及、土砂災害警戒区域の指定の推進、リアルタイム情報の提供などのソフトの対策も含めた総合的な対策にしっかり取組をさせていただきたいと思っております。
もう一問、ドクターヘリの高速道路上への着陸に対する考え方についてお尋ねがございました。
重大事故の発生しやすい高速道路上で人命救助を図る際に、交通事故等の発生場所や道路状況によっては医療機関への搬送時間を大幅に短縮できるなど、ドクターヘリの活用は極めて効果的であると考えております。
このため、平成十三年度より、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにおいて救命活動支援へリポートを整備し、全国で現在十九か所で運用中でございます。今年度末には、更に十二か所追加されまして三十一か所になる予定でございまして、今後とも更なる整備を図ってまいりたいと思っております。
高速道路本線上への着陸につきましては、照明灯や標識等の障害物がなく、反対車線も含めて車両が排除されているなどの条件が整っていれば、十分これは可能であると考えております。実際、平成十二年度以降三度、少ないわけでございますが三回、交通事故時の重傷者の搬送に関しヘリコプターが高速道路の本線上に着陸をしておる実績がございます。
国土交通省といたしましては、今後とも、高速道路上での事故の際の本線着陸が迅速かつ円滑に行われるよう関係省庁との連携強化を図り、ドクターヘリの積極的な活用に努めてまいります。
以上でございます。(拍手)
〔国務大臣中川昭一君登壇、拍手〕