小泉純一郎の発言 (本会議)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 加藤議員にお答えいたします。
 決算の国会への早期提出につきましては、決算の十分な審議をお願いし、決算結果を予算編成に反映させるため重要であると考えており、平成十五年度決算については、参議院の要請も踏まえ、去る十一月十九日に国会に提出したところであります。
 早期提出に際しましては、決算事務の電算化を進めるなど工夫を凝らし、会計検査院とも協力を行うなど、できる限りの努力を行ってきたものであり、御理解いただきたいと考えております。
 会計検査院の検査結果についてでございますが、平成十四年度決算検査報告に関し、本年六月に本院から警告決議を受けたこと及び平成十五年度決算検査報告における指摘金額が四百三十億円と多額に上っていることについては、政府として重く受け止めており、誠に遺憾であると考えております。
 私は、既に各大臣に対し、検査報告において指摘された不当事項等を踏まえた改革に率先して取り組むよう指示したところであり、指摘を受けなかった官署等を含め、類似の指摘を受けることのないよう、関係職員の資質の向上を図り、効率的な執行及び会計の事務の適正な処理に努力してまいります。
 特別会計の見直しについてでございますが、昨年来、すべての特別会計を対象として事務事業等の見直しを徹底的に進め、十六年度予算においては、事務事業の廃止、縮減のみならず、一般会計からの繰入れの縮減や借入金の縮減など、単純に合計すれば五千億円以上の見直しを行ったところであります。さらに、今月十九日、財政制度等審議会において、個々の特別会計の実態に即し、事業の廃止を含めた数多くの提言がなされたところであり、十七年度予算編成において、こうした提言や経済財政諮問会議での議論も踏まえ、徹底した見直しを行ってまいります。
 公共事業のコスト縮減についてでございますが、平成十五年度から五年間で、物価の下落等を除いて、一五%の総合的なコスト縮減を目標とし、毎年適切なフォローアップを行いつつ、政府一丸となって取り組んでまいります。
 これらコスト縮減の実施に当たっては、今後とも安全性、耐久性など必要な性能、品質を確保するとともに、下請企業等が不当なしわ寄せを被ることがないよう、不良不適格業者の排除や低入札価格調査制度の活用など対策を講じてまいります。
 国家公務員にかかわる制度改革でございますが、幹部公務員の給与については民間の給与水準等を勘案した累次の引下げや、先般の特別職給与法の改正など、その適正化に不断に取り組んでいるところであります。
 いわゆる天下り問題については、内閣が国家公務員の再就職を一元的に管理すべきとの与党からの申入れも踏まえ、関係各方面の理解を得つつ、公務員制度改革を進める中で再就職管理の適正化に取り組んでまいります。
 内部監査の強化についてでございますが、行政の内部監査が的確に機能する体制を構築していくことは重要な課題と認識しております。各府省において会計検査院の御指摘等を踏まえ、監査の客観性、公正性の確保の観点から、会計監査計画の策定、監査マニュアルの整備、監査報告の作成など、それぞれ具体的な取組が進められているものと承知しております。今後とも、各府省において、これまでの取組を不断に評価しつつ、更なる内部監査の充実を図っていくべきものと考えます。
 会計検査院の体制整備や機能強化についてでございますが、政府としては、会計検査院の検査機能の重要性について十分認識しており、平成十六年度予算において定員を四十名の純増とするなど、検査体制の充実強化に配慮したところであります。今後も検査活動が円滑かつ厳正に行われ、その機能が十分発揮できるよう必要な人員や予算の確保などに引き続き配慮するとともに、検査活動に対して最大限協力していきたいと考えております。
 残余の質問については、関係大臣から答弁させます。(拍手)
   〔国務大臣尾辻秀久君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 116115254X00920041126_018

発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2004-11-26

院: 参議院

会議名: 本会議