小泉純一郎の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 又市議員にお答えいたします。
政治の役割についてでございますが、最も大事なことは、自ら助ける精神、自ら律する精神、国民のやる気、これをいかに引き出すような環境を整えるかが政治で最も大事なことだと思います。そして、自ら足らざるところをお互いが支え合う、そして国が、必要な、支え合うような制度、環境を作っていく、これが政治として最も大事な役割だと認識しております。
特別会計の見直しの考え方、特別会計の不用、繰越し等についてのお尋ねでございますが、昨年来、すべての特別会計を対象として事務事業等の見直しを徹底的に進め、十六年度予算においては単純に合計すれば五千億円以上の見直しを行いました。さらに、今月十九日には、財政制度等審議会において、NTT株式売却収入を活用した無利子融資制度は原則廃止し、償還終了時に産業投資特別会計の社会資本整備勘定を廃止するべき等、個々の特別会計の実態に即した提言がなされました。
今後、平成十七年度の予算編成において、産業投資特別会計についてこの提言を踏まえた対応を行うとともに、各担当大臣に不用、繰越しの発生要因なども含めた各特別会計の性格に応じて中期的な抑制の目標等を作らせ、一般会計からの繰入れも抑制するなど、温存を許すことなく一層徹底した見直しを行ってまいります。
自衛隊をイラクから撤退させるべきだというお尋ねでございますが、私は、アラウィ首相、ハッサーニ・ムサンナ県知事やサマーワ在住の方々から直接お話を伺い、自衛隊による人道復興支援の活動が現地でも高い評価を受けており、引き続き駐留することへの期待が大きいと認識しております。
また、サマーワ周辺については、現時点で非戦闘地域の要件を満たさなくなったとは考えていないものの、この地域を含めてイラク全土について邦人退避勧告が出されていることからも分かるとおり、現在のイラクは、民間人による本格的な支援活動ができるような状況にはないと認識しております。
派遣期間が終了する本年十二月十四日以降、イラクにおける自衛隊の活動をどうするかについては、国会における議論、その時点における国民世論の動向にも配意しつつ、イラク復興の状況、現地治安情勢等を総合的に検討して適切に判断してまいりたいと考えます。(拍手)