町村信孝の発言 (安全保障委員会)

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○町村国務大臣 外務大臣の町村信孝でございます。
 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、小林委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げ、我が国の安全保障政策についての所信を述べます。
 我が国を取り巻く国際環境については、朝鮮半島や台湾海峡をめぐる問題等、東アジアにおいて不安定な要素が引き続き存在していることに加え、国際的なテロや大量破壊兵器等の拡散を初めとする新たな脅威が顕在化しています。
 我が国は、こうした国際環境を踏まえ、平和で安定した国際秩序が形成されるよう積極的な外交を展開していきます。
 我が国の安全と繁栄を確保するため、日本外交のかなめとなるのは、日米安保体制を基盤とした日米同盟関係です。今後とも、米軍の抑止力の維持と沖縄等の地元の過重な負担の軽減を念頭に置きつつ、日米安保体制の信頼性の向上を目指します。また、国際協調のもとで、世界の中の日米同盟に基づき、国際の平和と安定のための諸課題に日米が協力して取り組んでまいります。
 北朝鮮に関しては、日朝平壌宣言にのっとって、我が国にとって重大な安全保障上の課題である拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決することを引き続き目指します。特に、北朝鮮による先般の核保有宣言を含む核問題等については、六者会合の早期開催を目指し、関係国と緊密に連携しつつ、その解決に向けて全力を尽くしてまいります。
 中東地域は、我が国の国益にとって戦略的に重要であり、その平和と安定に向けた協力を一層進めていくことは、我が国の外交の重要な課題です。我が国としては、歴史的な機会に直面している中東和平問題について、今まで以上に積極的な役割を果たしてまいります。また、一月三十日にイラク国民議会選挙が実施されたことを受け、イラクの政治プロセスのさらなる進展と同国の復興を支援するため、国際社会と協力しつつ、引き続き努力してまいります。
 国連は山積する課題に効果的に対処できる機関へとみずからを変革する過程にあります。安保理改革の必要性が叫ばれる中、我が国としては、さまざまな課題への着実な取り組みを通じて、常任理事国入りの実現を目指します。
 軍縮・不拡散体制の強化に努めることは、我が国の安全保障上重要です。特に、大量破壊兵器の拡散の問題に対処することは喫緊の課題であり、五月のNPT運用検討会議やG8サミット等も活用しつつ、積極的に取り組んでまいります。
 また、重要な近隣国である中国、韓国、ASEAN諸国との友好関係を一層増進します。今般のインドネシア・スマトラ沖大地震及びインド洋津波被害によって、依然安否不明となっている邦人の確認に全力を挙げるとともに、被災国に対する最大限の支援を実施してまいります。中国との間では、原子力潜水艦や海洋調査船等をめぐって問題が生じないよう国際法の遵守と活動の透明性の向上を働きかけ、信頼醸成を促進していく考えです。
 以上のような諸課題に取り組むためには、国民の皆様の理解と支持が不可欠です。小林委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御鞭撻を賜りながら、全力で努力する決意であることを申し上げ、私の所信といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 町村信孝

speaker_id: 34906

日付: 2005-02-17

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会