松宮勲の発言 (環境委員会)
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○松宮委員 後ほどまたポスト京都メカニズムで御質問をさせていただきたいと思いますけれども、確かに、今お答えのように、我が国は、依然として六%という大変なハードルを克服するために、万難を排してこの壁を克服しなければいけないということでございます。
ただ、個人的に申しますと、私は、京都議定書自体の目標値というのが、それぞれの国民にとって、公平性から見て至当であるかどうかということについては、これは経緯があっての数値でございますから、我が国としては、これは国際的な公約であり、条約も発効した以上は守らなければいけませんですけれども、京都議定書メカニズム自体がはらむ非常に大きな構造的な問題である、そしてそれが、後ほども御質問させていただくポスト京都議定書対策としてつくられるであろう国際的な枠組みの中では、ぜひともこれは、政府を挙げて、国を挙げてその見直しを図っていただきたいということを強調させていただきたいと存じます。
GDP一単位当たりの我が国のパフォーマンスが、圧倒的に、ヨーロッパを三割ほど上回っており、アメリカに対しては二倍以上上回っており、まして、中国を初めとする多くの発展途上国に対してはけた違いであるということをしっかり踏まえた上で、我が国の国益も考えながら、そして、冒頭申し上げましたような環境面での国際的な貢献という意味でも、我が国のポテンシャリティーというものを大いに発揮していくべきだというふうに考えておる次第であります。
ところで、この六%の目標を達成していくためには、排出源削減あるいは吸収源対策と同時に、いわゆる京都メカニズムの活用というのが非常に大事でございまして、あくまでも補完的な位置づけでありますけれども、六%のうち一・六%というのがこの京都メカニズムの活用で期待されている数値であります。京都メカニズムは、御承知のように、共同実施とか、あるいはクリーン開発メカニズムとか、あるいは国際排出量取引という、三種類から成るわけでありますけれども、いずれもまだ緒についたばかりと申しますか、本格的にはこれは二〇〇八年からでございますけれども、私個人としては、何としてもこの一・六%は京都メカニズムを活用しなければ、やはり日本の六%の達成というのは非常に容易ではないというふうに考えている次第でございます。
しかし、例えば発展途上国との間の大きな柱になるべきCDMにつきましても、国連で認められたものはたしかまだ一件だろうと。後でちょっとお答えいただきたいと思いますけれども、一件にすぎないと思いますし、CDM理事会自体についても、やはりその審査に大変時間がかかるであろう。あるいは、その前の大前提として、プロジェクトの発掘、展開、そしてCDM理事会等での一連の手続で最終的にオーソライズされるまでというのが大変な時間とコストも要するであろうと。その辺、正式に二〇〇八年、第一約束期間がスタートするまでに詰めなければいけない問題点というのは、やはり非常に多々あるだろうという感じもいたしております。
その辺についての国としての取り組みなりあるいは見通しについて、ぜひお伺いをさせていただきたいと思います。