小渕優子の発言 (本会議)
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○小渕優子君 自由民主党の小渕優子です。
私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました議院運営委員長川崎二郎君解任決議案に対し、断固反対の立場から討論を行います。(拍手)
まず初めに、この解任決議案には正当な理由が全くないと申し上げたいのでございます。審議拒否を繰り返した民主、社民両党の皆さんは、御自分たちの責任を棚に上げ、このような決議案を提出したのであります。言語道断であると言わざるを得ません。(拍手)また、同じ野党とはいっても、共産党の皆さんは、審議拒否をせず、終始審議には参加されました。(拍手)この野党の足並みの乱れは一体どうなっているのでしょうか。
言うまでもなく、議院運営委員会の職責は、議長を補佐し、議院の円満にして正常な運営を図り、国会の機能を十分に発揮して、国民の負託にこたえることです。
川崎委員長は、昨年十月十二日御就任以来、今日まで、二百四十九日、議長をよく補佐し、立法府の権威を高めることに力を尽くしてこられました。また、委員長は、私を捨て、一党一派に偏らず、議会運営に対して強い責任感を持って臨み、常に中立、公平、公正な立場で委員会を運営されてきました。(拍手)その温厚にして高潔なお人柄で、野党側の意見も十分に尊重され、与野党の双方の理事からも不満の声が上がることはありませんでした。議員各位も十分に御承知のことではありませんか。
しかるに、先ほどの決議案の提出者が述べた提案理由は、何とも荒唐無稽でありました。これこそ、まさしく党利党略によって提出された決議案としか言いようのないことは、だれの目にも明らかでありましょう。まことに理不尽きわまりないものであります。(拍手)
今回の川崎二郎君解任決議案の提案理由の中に、郵政民営化に関する特別委員会設置のための本会議を強行したとか、郵政民営化関連法案の趣旨説明、質疑を強行したとか主張されています。
しかしながら、郵政民営化に関する特別委員会の設置に関しましては、我々与党が五月十日の議院運営委員会理事会において、特別委員会の設置を正式に提案いたしました。五月二十日の特別委員会設置の日当日まで、与野党協議の必要性を強調され、合意点を見出すべく努力を促したのは川崎委員長でした。一方、野党三党は、郵政民営化関連法案の提出に瑕疵があるとして、その審議をする特別委員会の設置自体に反対してきました。これは、言論の府、立法府としての国会の役割をみずから否定するものと言えるのではないでしょうか。(拍手)
また、郵政民営化関連法案の趣旨説明、質疑の本会議日程においても、特別委員会を設置したことを理由にその協議を拒んだのは、民主、社民の皆さん自身ではないでしょうか。その間、川崎委員長は、粘り強く野党に出席を要請し、また、政党間協議の必要性を強調し、事態打開のために懸命に努力をされました。
議院運営委員長の職責は、審議の舞台をつくることであります。円満な運営に努力をするのは当然でありますが、それでも意見が対立した場合には、与えられた職権を行使するのはやむを得ないことであります。議運理事会の、国会がいかに対立したときでも与野党協議を続けるというよき先例を踏みにじり、議会制民主主義を冒涜しようとしたのは民主、社民ではありませんか。(拍手)
誠心誠意議会運営に当たられている川崎委員長の心情を思うとき、心から同情を禁じ得ません。(拍手)
野党には猛省を促し、本決議案に断固反対の意見を表明し、討論といたします。(拍手)