町村信孝の発言 (予算委員会)
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○町村国務大臣 先ほど総理から包括的な御答弁があったことでございます。
若干これを補足することを含めて今の御質問にお答えをしたいと思っておりますけれども、一言で言いますと、この核の保有宣言という声明でありますが、日本政府としてはまことに遺憾な声明である、こう思っております。
なぜならば、先ほど総理が言われたように、六者会合を通じて核問題を平和的に解決するというのが関係国すべての基本姿勢でありますし、また、そのために外交努力を傾注しているさなかであるわけでありまして、まことにそういう意味で遺憾であると言わざるを得ないわけでありまして、これは、日本が位置している北東アジアの安全にとって直接的な脅威であるだけではなくて、国際社会が今全体でこうした核の拡散、国際的な不拡散の努力をしている、それに対する深刻なる挑戦である。そういう意味からもまことに容認できない、こう思っているわけであります。
では、本当に核を持っているのかどうなのかという、今、委員からのお尋ねでありました。
今まで累次の、いろいろ北朝鮮の発言があります。あるいは、アメリカのCIA長官の発言等々があるわけでありますが、そうしたことを総合的に勘案しますと、北朝鮮が兵器化し得るプルトニウムというものを相当量持っている、そして核兵器を保有している可能性は確かにあるんだろうと思います。しかし、その現状について、これであるという確定的な判断をしている国はありませんし、日本もまた同様でございます。
しかし、いずれにしても、先ほど申し上げましたようなこうした発言というものは国際社会に対するまさに挑戦でございまして、今後、こういったことを平和的な手段を通じて解決していくということを強く求めていきたい、そのために関係諸国とも緊密なる連携を続けていこう、かように考えております。
多分、きょうかあしたぐらいに韓国の外務大臣がアメリカにおいてライス長官との話し合いを行うはずであります。先ほどの理事会でも、この週末、私と大野防衛庁長官がワシントンに行って、いわゆる2プラス2に出席をすることを予算委員会のお許しを得たと聞いたところでございますけれども、ライス長官とまた一対一で話し合う機会もあろうかと思いますので、この北朝鮮の問題を当然しっかり取り上げていきたい、また中国の外務大臣とも近々電話等で連絡をとり合いたい、こう思ったりもしております。
さまざまなルート、大使館ルートもございます。しっかりと関係国と足並みをそろえながら、この問題に冷静に、しかし毅然と対処していきたいと考えております。