町村信孝の発言 (予算委員会)

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○町村国務大臣 一つ、先ほどIAEA、三月と私言ったが、間違えました。失礼しました。二月の二十八日から三月の二日でございますので、ちょっと訂正をさせていただきます。
 拉致の問題についての北朝鮮の対応でございます。昨年、三回実務者レベルの会合をやり、さらには局長級の会合を十一月にやり、そして、いろいろな、遺骨と称するもの、さらには幾つかの証拠物件を持ち帰り、それを分析していたわけでございますが、十二月の下旬に、それに対して、その遺骨が横田めぐみさんのものではないというDNAの鑑定結果、これは日本の最も権威ある機関でやったもの、これはまさに横田めぐみさんのものではないという鑑定結果がはっきり出た。
 その他の証拠の物についても、八名が亡くなった、二名が入国をしていないという説明を立証するにはほど遠いものばかりであったということであったものですから、日本国政府から先方政府、現実には、中国にあります日本大使館から、同じく北京にあります北朝鮮大使館に、その文書とともに、鑑定結果を含めて先方に渡し、そして、こうした不誠実な対応が続くのであれば私どもとしては厳しい対応をとることになるということを、先方に明確に文書をもって伝えたところであります。
 これに対して、先月になって、北朝鮮からいわゆる備忘録と称する、日本の主張というのはすべて捏造であり、あるいは悪らつなデマであり等々、いつものパターンの反論が返ってまいりましたので、改めて、警察庁等とも相談をした形で我が方からの回答を行ったところでございます。
 私どもとしては、基本的に、対話と圧力という基本的な考え方に立ちまして、北朝鮮に対して誠意ある対応を求める、そして、関係する国々にもこの問題を常に提起をして、およそ人道的観点からいっても、あるいは国の主権が侵されたという意味でもまことに許しがたいこういう行為が現実にあったし、いまだにその問題が解決していないということを諸外国にもPRをし、国際社会に対して協力を求めてきているところでございます。
 そういう中で、全体のこれまでの北朝鮮外交は、先ほど委員がまさに言われたように、拉致の問題一つをとりましても、まず五名の方々が帰国をされた、さらにその家族も帰国が実現をしたという成果は私はあったと率直に思っておりますが、さらに安否不明の被害者の方々について、依然として先方の対応というものが極めて不誠実であり、およそ納得的なものではないということでございますから、私どもとしては、まず生存される方々を一刻も早く帰しなさい、さらに真相究明のための必要な、真実を明らかにする手段で説明を求めるということで、今、先方に対して対応を求めております。これはもちろん、いろいろなルートでの接触というものがあるわけでございまして、そうした形で今私どもはやっております。
 そして、委員御指摘のように、制裁ということが大変強く御意見として出されてきているのも私もよく承知をしております。昨年一年間でも、国会の発議という形で制裁の法案まで通していただいた。
 したがって、私どもは、この厳しい対応の中に当然経済制裁、あるいはいろいろなレベルの制裁というのがあると思いますが、そういったものも含まれるという考え方に立って、今私どもはさらに先方の誠実な対応を求めるということでやっているわけでございますが、いつまでもただじっと黙って誠実な対応を求めるとだけ言っているわけにもまいらない、かように思っておりまして、今後さらに先方の出方を見ながら、最も効果的なタイミング及び方法について、今後とも具体的な対応というものを政府部内では検討している。しかし、今直ちにこの時点で制裁を発動するという状況にはいまだ至っていない、かように判断をしているところでございます。

発言情報

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発言者: 町村信孝

speaker_id: 34906

日付: 2005-02-14

院: 衆議院

会議名: 予算委員会