茂木敏充の発言 (予算委員会)
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○茂木委員 北朝鮮の備忘録を見ましても、余りにもずさん、それから誠意を欠いた回答だ、そんなふうに私は思っております。
この拉致問題、恐らく二、三年前、例えば海外に行って、アブダクション、拉致という言葉を使っても、何のことですかという方が多かったんですが、それは、国内でも家族会の皆さんの働きかけ、そしてさまざまな外交努力によりまして、今、海外の主要な人にアブダクションの話をしますと、きちんと理解をしていただける段階にまで来ております。そういった、国内世論だけではなくて国際世論というのも整いつつある。さらに、きょうこの時点で経済制裁について世論調査をとったら、恐らく、私は、国民の八割、九割の皆さんが、経済制裁を実施すべき、こういう回答をされるんじゃないかなと思います。そういった世論もしっかり受けとめて対応していただきたい、このように考えております。
先ほど、総理の方から対話と圧力の問題について御発言もございましたが、私は、外務副大臣時代、外務省内で、この対話と圧力、こういう対処方針を最初に提起させていただいた一人でありまして、この基本方針の中で導入した圧力というものの考え方でありますが、もちろん経済制裁、これも大変有効な圧力の手段でありますが、まさに北が圧力と感じる手だてをタイムリーかつ毅然たる対応でとっていく、このことが極めて重要だ、こういうふうに考えております。
この観点からいたしますと、北の核問題を国連安保理に提起することは今極めて有効な圧力である、このように私は考えております。日本は、ことしからまた安保理のメンバーになったわけであります。そして、北朝鮮が一方的に中断をしました六者協議への復帰、先ほど申し上げましたように、中国やロシアも強く呼びかけている、こういう問題でございます。
また、北朝鮮は、これまでもNPT、そしてIAEAの保障措置協定に違反をしてきておりまして、さらに今回の声明でまさに核兵器の製造を宣言している。宣言している以上、北朝鮮の核問題の安保理への提起は極めて妥当であり、早急に検討、準備に入るべきだ、私はこのように考えておりますが、外務大臣の見解をお伺いしたいと思います。