茂木敏充の発言 (予算委員会)
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○茂木委員 かつて、アポロの船長でありましたアームストロング船長は、月に到達するときに、一人の人間にとっては一歩だけれども人類については大きな一歩だと。私は、中東の平和と安定にとって、このイラクの国民議会の選挙はまさに大きな確かな第一歩であった、こんなふうに考えております。
日本は、これまでイラクの支援に関しましては、自衛隊の派遣そしてODAの活用によります人道復興支援、これを車の両輪としてしっかりと展開をし、また日米同盟そして国際社会との協調、このバランスをとれた形の両立を目指した支援を進めてきたわけであります。今回、民主的な選挙がイラクで歴史上恐らく初めてということでいいんだと思います、行われたということは、確かな成果が上がっている、このことは間違いないんだと思います。
そこで、これからどうしていくかということでありますけれども、私は、今後のイラクの安定と復興のためのキーワードは三つある、こんなふうに考えております。まず第一に、政治的には、国民の幅広い代表ということであります。また二つ目に、社会的には、みずからの手による治安の回復ということ。そして三つ目に、経済的には、目に見える生活の改善。これが三つのポイントである、こんなふうに考えております。
そこで、まず、国民の幅広い代表という観点から今後の新政権樹立に向けての動きについてお聞きをしたい、こんなふうに思います。
今後のプロセスとしましては、今回の選挙で選ばれた二百七十五名で構成されます国民議会が大統領と二人の副大統領を選ぶ、そしてこの三者が首相を指名しまして、その首相の推薦によりまして閣僚が指名をされる、こういうプロセスになっていくんだと思います。
そして、先ほど選挙の結果につきまして外務大臣の方からございましたけれども、イラクはシーア派が約六割、そしてスンニ派が二割、そしてクルド人が一七%、さらにはたくさんの少数民族もいるわけであります。
今後、イラクの政権の安定、さらに憲法の起草以降のプロセスをしっかり進めていくためには、各宗派の代表さらには民族の代表がバランスよく政権の中に入ってくる、このことが極めて重要なのではないかな、こんなふうに私は考えているわけでありまして、ぜひその点についての外務大臣の見解を伺いたいとともに、もちろん内政干渉という形になっては困るわけでありますけれども、国際社会として、こういったバランスのとれた政権をつくっていくためにどのような働きかけが可能なのか、このことにつきましてもあわせて御意見を伺えればと思います。