茂木敏充の発言 (予算委員会)
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○茂木委員 一昨年、私はイラクに滞在中、どういうことがあるかわからない、こういう思いでイラクに行ってまいりましたが、実はその期間だけ日記をつけておりました。イラクを離れる五月十四日の日記にはこう書かれております。
AM八時、小学校再訪。
ユニセフの現地事務所に日本の支援で購入したスクールキッズ(ノート、鉛筆、クレヨン、スケール等、学習用品の詰め合わせ)が届いたというので、バグダッドを立つ前にデ・ロイ所長らと一昨日の小学校二校を訪れ、子供たちにプレゼントしてくることになった。
学校で一人一人の子供にノートを手配りすると、子供たちが、シュクラン・ジャジーラン、本当にありがとうと言ってくれた。しっかり頑張ってほしい。本当にイラクを復興するのは日本でもORHAでも国連でもなく、次世代を担う君たちなのだから。
小学校を後に一路アンマンへと向かう。同じ砂漠の光景が何時間も続く。スコールが降った跡がある。このわずかな雨が砂漠の自然を眠りから揺り起こし、あすには砂漠一面に驚くほどの生命力で小さな草花が咲き乱れるかもしれない。あくまで主役は砂漠の自然と生命力。日本の支援も新しいイラクへの雨になれば。
こう結んであります。
イラクは、国際社会のしっかりした支援があれば必ず復興する、そういった力強い潜在力を持った国だと私は確信をいたしております。そしてまた、総理の方からもありましたように、日本には確かな貢献ができる分野というのがある、こんなふうに考えております。イラク支援についてはさまざまな意見がある、このことも承知しておりますが、次世代を担うイラクの子供たちのためにも、しっかりした支援を継続していただくことを要請したい、このように考えております。
北朝鮮問題そしてイラク問題について質問させていただきましたが、北朝鮮問題にしてもイラク問題にしても、国民がここまで外交を注視している、こういう時期はかつて日本ではなかったんではないかな、こんなふうに私は考えております。私は、不祥事に揺れる外務省に副大臣として乗り込んでいったときに、外務省の職員に、国民がこんなに注目をしている、期待している政策を担える、これはやりがいがあるじゃないか、こういうことを常に繰り返してまいりました。国民の期待にどうこたえていくか、こういうことが問われております。
まさに、外交にしても、内政にしても、信なくば立たず、こういうことであると考えております。国民の信頼にしっかりこたえる、そういった力強い外交を展開していただくことを心より切に要望しまして、私の質問、一分残して、終わらせていただきます。