小泉龍司の発言 (予算委員会公聴会)

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○小泉(龍)委員 ありがとうございました。
 山田先生にお伺いしたいのでありますけれども、希望格差社会というのは大変インパクトのある言葉であろうと思います。
 私も、今の日本の経済社会において問題が二つあるとすれば、一つは格差の問題、もう一つは経済主権が守れるかどうかという問題だろうと思っております。単に格差があるというところにとどまらず、ジニ係数なんかを見れば、どんどんどんどん不平等化している、税による再配分効果もほとんどなくなってしまった、そういう指摘はあるわけですけれども、社会心理学的に、努力しても報われないと感じる人たちがずっと下へたまってきている、大変重要な御指摘だと思います。
 特に、今問題になっていますゆとり教育の中で何が起こったかというと、インセンティブデバイドですね。やる気の格差がそこに投影されてしまう。恵まれた家庭の子供たちは、授業時間が減る、あるいは総合学習がふえる中で、どんどん偏差値が上がるような塾に通い学力を上げていく、それが学歴の再生産になっていく、そういうことが指摘をされ始めました。先生もそのようにきょうおっしゃいました。
 質問は、だけれども、これはいわば資本主義の一つの歯車が回っていくことによって起こっている部分があると思うんですね。セーフティーネットとか所得再配分だけではおさまらない、技能職と単純労働者の分化ですから諸外国でも同じことが起こっているはずですけれども、諸外国でニートというのは余り聞かない。諸外国はあるんですか、そこはさっき聞き落としたかもしれませんけれども。何か精神的なバックボーン、キリスト教とか、そういうようなものが社会の安定に貢献しているのかどうか。日本の今の国は、精神的な部分で、精神文化という意味で空白状態だということもあると思うんですね。諸外国から見た問題点をつけ加えていただきたい、補足していただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 116205262X00120050223_017

発言者: 小泉龍司

speaker_id: 26883

日付: 2005-02-23

院: 衆議院

会議名: 予算委員会公聴会