2005-04-15
参議院
町村信孝
イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会
町村信孝の発言 (イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会)
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○国務大臣(町村信孝君) 衆議院の委員会の方がちょっと長引いてしまいまして、遅れたことをおわびを申し上げます。
イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会の開催に当たりまして、太田委員長を始め、委員各位に謹んでごあいさつを申し上げ、最近のイラク情勢等について御報告を申し上げます。
まず、政治プロセスについては、一月末の国民議会選挙の実施を受け、四月に入り、移行政府の国民議会議長にスンニー派のハサニー暫定政府産業・鉱物大臣が、また大統領にタラバーニー・クルド愛国同盟党首が選出され、さらにシーア派のジャアファリー暫定政府副大統領が首相に指名されました。
このように、大統領、首相及び国民議会議長が各政党・会派間のバランスを取る形で決定されたことは、イラクの民主化に向けた重要な一歩であり、我が国はイラクが新たな段階に入ったことを示すものとしてこれを歓迎します。
これを受け、我が国は、四月八日に小泉総理よりタラバーニー移行政府大統領及びジャアファリー同首相あてに書簡を発出して祝意を表明するとともに、イラク復興を引き続き支援していくとの我が国の決意を伝えました。
総理はこの書簡において、イラク国民が、今後の憲法制定を始めとする政治プロセス、治安の安定及び経済復興を、イラク社会の多様性を確保しつつ更に進展させることが重要であることを強調するとともに、我が国は、今後とも自衛隊による人的貢献と政府開発援助による支援を車の両輪として支援を行い、今後の憲法制定プロセスについても、憲法起草にかかわるイラク人の専門家の招聘等の協力を行う考えであることを述べました。
次に、治安情勢については、一月末の国民議会選挙実施後も、脅威の度合いは地域により異なるものの、駐留多国籍軍・イラク治安部隊と武装勢力の衝突、車爆弾・ロケット弾によるテロ等の事案が発生しており、依然予断を許さない状況であると認識しております。
サマーワについては、予断は許さないものの、イラクの他の地域と比較して安定している状況に変化はありません。
サマーワを含むムサンナー県の最近の動きについては、二月二十二日、オーストラリア政府がムサンナー県への部隊派遣を決定しました。イラクの復興に取り組む国際社会を勇気付けるものであり、我が国としてはこれを歓迎し、高く評価しております。三月七日には、ムサンナー県における治安維持任務がオランダ軍からイギリス軍に引き継がれました。また、三月十五日には、ムサンナー県評議会において同県の知事選挙が行われ、現職のハッサーニ知事が再選されました。我が国としては、ムサンナー県の復興のために同知事と引き続き協力してまいります。
イラクが民主主義国家として復興することは、自由、民主主義といった価値観がこの地域に着実に根付く上で重要です。それは、中東地域の平和と安定のみならず、世界の平和と繁栄にも資するものでもあります。我が国としては、一月末の国民議会選挙でテロに屈せず自らの国をつくり上げたいとの強い意欲及び情熱を世界に示したイラク人の復興努力を今後も積極的に支援していく所存です。
太田委員長を始め、委員各位の御理解と御協力を心よりお願いを申し上げます。
よろしくお願いを申し上げます。