秋元司の発言 (憲法調査会)

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○秋元司君 自由民主党の秋元司でございます。
 私は、この首相公選制、これについて少し議論をさせていただきたいと思います。
 まず、この首相公選制の議論というのが常にあるわけでありますが、直近では、過去にあった話としては、我が自由民主党の中の総裁として小渕総理が当時この自由民主党の総裁に立候補した。その後には当然現在のシステムとして首班指名が行われ、最終的には総理大臣になったということがありました。
 当然これは、党内部のまずは選挙でありますから、広く国民全体の皆さんが党の総裁選挙に参加をするということはないわけでありますけれども、やはり党の総裁イコールそれが内閣総理大臣につながるという原則の中では、マスコミ、国民が、だれが党の総裁になっていくか、非常に注目を浴びるわけであります。
 その中で、当時、マスコミ、当時の立候補者としては旧小渕総理、そして梶山さん、又は小泉純一郎さん、こういった方が立候補したわけでありますけれども、当時のマスコミの世論では圧倒的に小泉さんが有力視だと言われていましたけれども、結果ふたを開けてみれば、人気投票を考え、結果ふたを開けてみれば、永田町で選挙をやると当然小渕総理が総理大臣になった。
 そういう中で国民から批判されたことは、永田町と国民との温度差があるということが議論される中に首相公選制というのが常に言われていたわけでありますけれども、今現在の状況を見ますと、当然我が自由民主党の総裁には小泉さんが総理になっているわけでありまして、この現象はまさしくマスコミが、だれが総理になるかという議論をする中で、だれが総裁になるかと議論をする中で、圧倒的な小泉さんの支持がある、それがイコール多くの国会議員の心を動かして、最終的にはマスコミが選んだ、国民が選んだ人を必然的に国会議員が推す形になって、圧倒的な支持率をもって小泉政権が誕生したという次第でありますから、そうなりますと、一瞬、一見これは首相公選制になっているように見えるわけであります。
 ここで一つ確認しておかなくちゃいけないのは、日本における衆議院の制度そのもの、実はこれは深く議論を詰めれば、これは大統領選挙になった場合における、いわゆる大統領予備軍みたいなものであって、衆議院選挙というのは予備選に近い。私はそんなように思うわけでありまして、まだまだ日本の国民には、今自分の地元の衆議院議員を選ぶ選挙がイコール自分たちの首相を選ぶ選挙だというふうにはまだまだ意識改革がなされていないんじゃないかな、そんな気がする中に、先ほど同僚議員の話もありましたけれども、議院内閣制というこの制度そのものをもう少し国民がしっかり意識をし、そしてこの議院内閣制の確立というものをもっともっと我々も努力していかなくちゃならないんじゃないかなという気がするわけであります。
 そういう中で、最終的にそれぞれ政党が議論を出し合った中でこの首相の公選制というものはどうあるべきかと議論するべきであって、もう少し国民がそれぞれ自覚を持って自分たちの一票というものがどういう影響を及ぼすか、そこまで議論する中で最終的に首相公選制にすべきだと、そう思っている次第であります。
 以上です。

発言情報

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発言者: 秋元司

speaker_id: 21911

日付: 2005-02-09

院: 参議院

会議名: 憲法調査会