愛知治郎の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)
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○愛知治郎君 自民党の愛知治郎でございます。
いろいろな議論ありましたし、非常に有意義な御意見多々あったと思いますけれども、一点についてだけ私自身お話をさせていただきたいというふうに思います。
というのは、この二院制の堅持ですね、二院制についていろんな御意見出たと思うんですが、まだはっきりしないところがある。何のために必要なのか、これだけはちょっと、論点やはり最終的には整理をして、どのような点で必要なのかという論理をはっきりさせるべきだというふうに思います。
どうしても議論が現状追認的な議論、まあこの憲法、現行憲法上どうあるべきかというような議論になりがちなんですが、私自身はもう大胆に憲法そのものを考え直して議論をすべきじゃないかというふうに思っております。
その中で、そもそも何のためということなんですが、一院ではまあこれは不可能であろうと、一院では実現できないものをやるからこそ二院の意義が一番あるというふうに考えております。
簡単に整理したんですが、物すごい一杯論点はあるんですけれども、ちょっと四つぐらいに絞ってお話をさせていただきたいと思います。
まず、慎重審議、審議を慎重にやりましょうということに関して言えば、やはりこれは二院でなくちゃできないのかなといったら、一院でもやっぱりできるんじゃないかというふうなところはあると思います。やり方次第によっては有意義かと思うんですけれども、少し論理としては弱いかなというふうに思います。
次に、長期的な課題、やはり参議院だからできるという話がありますけれども、これに関しては異論がなくて、任期の問題、選挙制度の問題からするとやはり参議院という役割は大きいなというふうに思います。
ただ、ここについて非常に疑問を持っていることがありまして、先ほど調査会という話ありましたけれども、これ国会法五十四条の二、「参議院は、国政の基本的事項に関し、長期的かつ総合的な調査を行うため、調査会を設けることができる。」という国会法の規定があるんですけれども、私自身はここ、参議院になってからなんですが、やはりこれこそ、まあ国会法という立法の中ではありますけれども、憲法が予定している参議院の役割の一番大きな役割の一つだと思うんですが、この調査会というものが。国会法にも参議院という限定的な形で書かれておるんですが、どうやら衆議院も同じようなことをやっているのじゃないかと。役割分担、明確になっていない。これは参議院の役割だというふうに決められて、法律上ではありますけれども、やりましょうということを衆議院で同じようにやるということからしても、ちょっと二院制の意義が薄らいできてしまっている要因の一つではないか。これをちょっともう一回議論をするべきじゃないかというふうに思いますし、こちら側から衆議院の在り方というものを提案しても、お話ししてもいいんじゃないかというふうに思います。
また、違うことなんですが、やはり選挙の選出方法の点についてお話ありましたけれども、いろんな意見を、一院ではできない多様な意見を反映するというのはやはり合理的な根拠は十分あるというふうに思います。
もう一つ、補完的役割についてお話ししたいんですが、これに関しても、一院でやはり検討して可能な役割ということであれば、わざわざ二院制にする必要はない。ここを明確に一つ一つ、一院ではできない、二院だからこそできるという論理をもう少し積み立てていかなければならないというふうに思います。
また、審議の在り方についてはいろいろ私も提案等ございますが、時間の関係上、今は差し控えさせていただきたいというふうに思います。
以上です。