吉川春子の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、二院制と参議院の在り方に関する小委員会調査報告書案に対し、反対の討論を行います。
元々、憲法調査会は日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うことを目的に設置されたものであり、その報告書は調査の経過と結果を記載するものであって、論点整理や一定の方向を示すものであってはなりません。このことは小委員会報告においても同様であります。
ところが、本報告書案は、各会派おおむね共通の認識が得られたものと、現段階では意見が分かれているため更に今後検討が必要なものがあるので、これらを整理し、今般、小委員会報告として取りまとめ報告するとして、論点ごとに一致した共通認識が得られたと結論付けています。
このような報告書のまとめ方は憲法調査会の目的、性格を逸脱するものであり、認めることはできません。しかも、随所に各党一致したなどの記述がありますが、事実とも違っています。
次に、報告が事実上改憲に向けた論点整理になっていることであります。例えば、二院制堅持と言いながら、参議院の役割・機能を補完・抑制機能、チェックの院に限定し、具体的な改憲方向を示すものになっており、現行憲法の二院制や国会制度を根本的に改変するもので、極めて重大です。
また、憲法調査会幹事会及び本小委員会報告書作成のための小委員会打合会においても一定の方向性を示さないことが確認されましたが、これにも反していると言わざるを得ません。
最後に、我が党は、恒久平和、国民主権、基本的人権、議会制民主主義、地方自治という五つの原則を持つ日本国憲法の前文と百三条すべての条文を遵守する立場に立っております。その立場から、二院制の下で国会を文字どおり国権の最高機関、唯一の立法機関として発展、充実させる努力を行うものであります。このことを申し上げ、反対討論を終わります。