伊藤哲朗の発言 (災害対策特別委員会)
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○政府参考人(伊藤哲朗君) 私の方からはいわゆる震災時におきます各種の犯罪の発生状況について簡単に御説明をしたいと思うんですけれども、確かに阪神・淡路大震災のときあるいは先般の新潟県での地震のときにも、やはりそうした災害に乗じた犯罪の発生というものがあるわけでございます。
例えば、阪神・淡路大震災におきましては、震災により半倒壊したビル内の貴金属店から指輪などの貴金属を盗んだ事案でありますとか、あるいは住宅の修復工事を行うと装って現金をだまし取った事例などが起きたわけでございますし、先般の新潟県中越地震におきましては、やはり無人となった郵便局のATMをねらった窃盗未遂事件なども発生しています。また、陸上自衛隊員をかたって現金の振り込みを要求して現金をだまし取ったいわゆる振り込め詐欺の事件も発生したところでございまして、そうしたものに対する私どもとしましても広報啓発を行いながら、こういった災害に乗じた犯罪に遭わないようにということでお話をしているところでございます。
既に、福岡の場合も、地震避難中に空き巣に入られたとか、あるいは、地震で屋上のタンクが壊れているかもしれないのでちょっと中を見せてくれといったすきに室内にあった財布を盗んでいった事例というものも見られておりまして、明らかに震災に乗じたと思われる事案が二十三日現在までで五件発生しているということでございます。
警察としましても、こうしたものがやはりいつも出てくる可能性もあるということでございますので、震災に乗じた窃盗や振り込め詐欺などの各種犯罪の被害防止のための注意喚起を行うよう努めているところでございます。