細田博之の発言 (本会議)

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○国務大臣(細田博之君) 下田議員から、法令上の用語としてこの障害の害の字、どうかという御質問がありました。
 まず基本の、現在の規則でございますが、法令上の用語としては当用漢字を原則とすると。しかし、当用漢字以外の漢字を使う場合には平仮名表記をするか、あるいは漢字表記をする場合にはルビを振ることができるということで、それ以外の使い方はないと、こういうふうな内閣訓令が昭和五十六年に出されております。現に、覚醒剤の醒の字、酉年の酉に星と書くのは、この字は法令上の漢字として使われておりまして、ルビが振られておるわけでございます。
 そして、障害という表記について下田議員から、差別や偏見を助長しかねない文字ではないか、他の表記を求める御意見も多いと、こういうことでございます。
 漢和辞典等を調べますと、いずれの字も妨げとか障りとかいう意味では共通の意味がございますが、現在使われている障害の害の字は災いとか壊す、傷付けるというようなマイナスのイメージで使われる言葉が非常に多いものですから、その点、差別につながるのではないかという危惧が出されていることはよく承知しております。
 したがって、御指摘のように、現時点では法令、条例、規則、通達、公文書、私文書、教科書等、非常に全国的に幅広くこの言葉が現在使われておりますから、このことを変えるという決断をするには、またどういう表記をしたらいいのか、平仮名表記にするか、いしへんに疑うという本字を使うのか、いしへんに元旦の旦の下に寸という字を書く、これは俗字だそうでございますが、いしへんに疑うの礙の俗字だそうでございますが、これを使うとか、ルビを振るとか、様々な方法について今後いろいろな議論をしていただきたいと思いますし、障害者やその御家族も参加する中央障害者施策推進協議会等の御議論等も参考にしながら考えていくことが必要だと思っておりますが、いずれにしても、政府としては、障害の有無にかかわらず、国民だれもが相互に人格と個性を尊重し支え合う共生社会を実現するために、障害や障害者に対する国民の理解を促進し、関心を深めていくことが重要だという考え方には変わりはないわけでございます。
 また、今後の幅広い御議論を期待しております。(拍手)
   〔国務大臣棚橋泰文君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 細田博之

speaker_id: 21213

日付: 2005-10-05

院: 参議院

会議名: 本会議