川崎二郎の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(川崎二郎君) 石崎議員から七問のお尋ねがございました。お答え申し上げます。
医療費適正化についてのお尋ねがございました。
高齢化の進展に伴う医療費の増大が見込まれている中、人口構造の変化に対応できる持続可能なシステムをつくり上げていくことが必要であります。このため、今回の改革においては、国と都道府県が医療費適正化計画を作成し、生活習慣病予防や長期入院の是正などの中長期的な医療費適正化対策を計画的に進めるとともに、現役並みの所得がある高齢者などの患者負担の見直しや診療報酬の引き下げなどを行うこととしており、医療費適正化を総合的に推進してまいります。
後期高齢者医療制度における広域連合の保険者機能についてお尋ねがございました。
後期高齢者医療制度においては、独自の首長及び議会を有する広域連合が保険料決定や給付に要する費用の支払いなどを行う仕組みとしております。広域連合が責任を持って保険者機能を発揮できるよう、広域連合の設立及び保険料の決定等の円滑な施行に向けて努めてまいります。
療養病床の再編成についてお尋ねがございました。
今回の療養病床の再編では、療養病床は医療の必要度が高い患者に限定し、医療保険で対応するとともに、医療の必要度の低い方々への対応としては、療養病床が老人保健施設等の介護施設に転換することにより、大きな改修をすることなく受け皿となることが可能と考えております。再編に当たっては、入院している方々の追い出しにつながらないよう、今後六年間は、医療、介護双方の病床について円滑な転換ができるよう、経過的な類型を設けることとしております。
また、入所者の状態に応じてふさわしいサービスを提供する観点から、老人保健施設等の基本的なあり方等について検討を行う旨の規定が健康保険法等の一部を改正する法律案の附則に盛り込まれたところであり、今後、検討を進めてまいります。
再編に当たっては、入院、入所されている方々の不安を招かないよう適切に対応してまいります。
市町村国保の運営の安定化についてお尋ねがございました。
今回の改正では、保険者支援制度等の国保基盤の強化策を継続することにより、低所得者を抱える保険者の財政の安定化を図るとともに、都道府県単位で高額医療費の発生リスク分散や保険料の平準化を目的とする保険財政共同安定化事業を創設することにより、保険財政運営の広域化を進めることとしております。
政管健保の都道府県別の保険料率についてお尋ねがありました。
政管健保は、全国一本の保険料率であり、地域の取り組みで医療費が低くなっても保険料率に反映されないといった問題があるため、年齢構成や所得水準といった保険者の努力では対応できない部分は地域間で調整した上で、都道府県ごとの医療費を適切に反映した保険料率を定めることとしております。
なお、都道府県ごとの保険料率への移行に当たり、保険料率の大幅な上昇が生ずる場合には激変緩和のための措置を講じることとしております。
医療に関する情報提供の推進についてお尋ねがございました。
今回の医療制度改革においては、都道府県を通じた医療情報の提供制度の創設や広告規制の大幅な緩和を行うとともに、医療安全支援センターの制度化など都道府県や医療機関における相談機能を充実することにより、患者への医療情報の提供を推進してまいります。
最後に、医師の偏在や不足の問題についてお尋ねがございました。
今回の医療制度改革においては、医療計画制度を見直し、小児救急医療などの具体的な医療連携の確保や、都道府県が中心となって、大学病院など地域の医療関係者と、僻地への医師派遣などの医療従事者確保の具体策を検討し、実施する枠組みの制度化などの措置を講じることとしております。
また、都道府県において小児医療や周産期医療の医療機能の集約化、重点化の検討を行い、具体的な対策を講ずるとともに、国としても、制度、予算、診療報酬等さまざまな側面から、引き続き総合的な医師確保対策に取り組んでまいります。(拍手)
—————————————