犬塚直史の発言 (憲法調査会)
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。
先ほど吉川委員お持ちになったA四判の例の百九十ページというやつですね。あれも私も手に取ってみたんですが、非常に薄い紙でもうびっしりと書いてあると。その立場を説明した説明書も見たんですけれども、多分あれをちゃんと読んだ人はいないだろうと。国民性からいって訳の分かんないものは取りあえずノンだという国民性は私、あると思うんですね。
それに対して、非常に良くできているなと思ったのは、あのころやっていたテレビ番組で、シラク大統領が出て、その周りを若者が二百人ぐらい囲んでもうあらゆる角度からいろんな質問をして、それに対してシラクさんが答えていくというような番組があったのを御存じだと思うんですけれども、ああいうものが果たす役割というのは非常に大きかっただろうなと。しかし、一つ一つ条文ごとに中身を精査していくような内容にはもちろんなり得るべくもなく、やっぱり理解のレベルが非常に低い人もいれば高い人もいるので、全般としてはちょっと物足りないような番組になってしまったなというのが印象なんですけれども。
やっぱり同じようなことを考えて日本でこういうことをやるとしたら、やっぱりこれはどう見ても条文ごとに十分な情報量を皆さんに提供するという役割を持つのは、一つにはお茶の間にどんと座っているテレビじゃないかなと。やっぱりここで国営放送が、例えば一か月、二か月前からもう常に条文ごとにいろんな情報を流していると、あるいはもうけんけんがくがくの議論をいつもやっているというぐらいの状況になければ、フランスと同じように、訳分かんないからフランスではノンと言ったけれども、日本の場合は、訳分かんないときは信頼している人の言うとおりになってしまうから、ちょっとそれは分かんないんですけれどもね。
いずれにしても、そういう投票になってしまわないように、条文ごとにしっかりとした情報提供を行うという、まずその手続の方をしっかり担保するということが中身よりもむしろ私はまず重要に考えるべきじゃないかと。拙速は絶対いかぬよということを申し上げておきたいと思います。
以上でした。