斉藤鉄夫の発言 (教育基本法に関する特別委員会)

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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。
 きょうは、安倍総理をお迎えして締めくくり総括質疑を行うこと、私、大変感慨深いものがございます。しかしながら、野党の皆さんが審議に参加されないということ、本当に残念でございます。
 きょうの朝の中央公聴会での野党の皆さんの発言を聞いておりますと、まだ議論を続けるべきだという基本的な御主張なんだと思いますけれども、振り返ってまいりますと、平成十二年の三月に、教育改革国民会議がスタートをいたしました。そこからの議論でございまして、まさに六年以上の時間がたっております。
 この教育改革国民会議では、先ほども河村委員から話がありましたように、十七の提言が出ました。十六番目までは、法令改正、省政令改正、また予算措置等で、不十分なものもございますが、一つ一つ実現をしてきた、このように我々国会議員として自負をしているわけですけれども、十七番目が教育基本法の見直しという提言でございました。
 それを受けて、中央教育審議会で二年近い、それはまさに多くの方々、分科会に分かれての濃密な議論、この審議会で議論をして、平成十五年三月二十日、私、日にちもよく覚えております、平成十五年三月二十日に答申が出されました。
 その答申を受けて、与党では、与党教育基本法検討会、これは後に与党教育基本法改正検討会というふうに名前が変わりましたけれども、三年間議論をしました。また、民主党さんにおかれましても、この間、この中教審の答申を受けて、党内で真摯な議論をしてこられた、このように我々認識をしております。
 そして、それらの党内での議論の一つの結実として、与党案をベースにした政府案、そして民主党さんも党内での議論をベースにした法律案をこの四月に出された。そして、以来、先ほど話がありましたように、この衆議院特別委員会において百時間を超える議論をしてきたところでございます。
 私は、この間の六年以上の時の経過を考えますと、まだ議論が足りないというお話には説得力はないのではないか、ここまでさまざまな方に参加していただいて、国民各界の方に参加していただいて議論をしたことに対して、国会が一定の結論を得るということは、我々国会の責務なのではないか、これまで議論に参加された方々に対しても申しわけない、このように思うわけでございます。したがいまして、今回、野党の皆さんが参加をされないということを公明党としても非常に残念に、遺憾に思うところでございます。
 また、民主党さんは、先ほど申し上げましたように対案を出されました。対案といいましょうか、みずからこれが正しいと思う案を出されたわけでございまして、私も、この場に数回立たせていただいて、民主党の皆さんと議論をさせていただきました。その提出者の皆さん、本当に真摯なお気持ちで法案を提案されたんだろうと思います。
 であるならば、ここまで議論が進んだ段階で、その結論を得るべくお互いに努力をする。その努力は、採決ということでもありますでしょうし、私は、一つの修正、政府案と民主党さんが出された案、それぞれに、相入れないところもありましたけれども、非常に共通しているところもございました。そういうところを相合わせて、国会としてできるだけ多数の議員の賛成で、教育基本法というまさに憲法に準ずる重要な法律をつくり上げるわけですから、そういう姿勢でこの議論に、また修正に臨んでいただきたかったな、このように考えているわけですけれども、結果として、今回審議拒否をされるということは、出された対案については、成立を目指したものではなく、政府案に反対するための道具というふうに我々考えてもいたし方ないような、考えざるを得ないような、そういうことだったのではないか、このように思います。
 そういう意味で、まだ遅くありませんので、まだ私の質問の後は野党の質問時間でございます、ぜひ審議に参加をするべきだ、このようにまず最初に申し上げさせていただきます。
 それから、今回、私も先ほど申し上げました与党教育基本法検討会、また改正検討会、メンバーとして参加させていただきまして、保利先生、大島先生、座長のもと、濃密な議論をさせていただいた。本当にいいチャンスをいただいた、私は国会議員として恵まれていた、こういう勉強のチャンスをいただいたと心から感謝をしております。
 その議論の中で、自民党さんと公明党で意見の違うところもございました。しかしながら、お互い真摯に議論を尽くし合って、私は、バランスのとれたいい与党の考え方を形成できたのではないか、このように思っております。
 私たちは、現行教育基本法、これは普遍的な理念が書かれておりまして、これはこれとして、これからも残していかなくてはならない。しかし、新たにつけ加えるべき理念や考え方、価値観、これは当然あるわけでございまして、その議論をし、最終的に、これまでの教育基本法のいいところと加えるべき理念、バランスのとれたいい案になった、このように感じておりますが、総理、この与党案につきましての総理の率直なお考え、口悪い人たちは、自民党の中には、民主党案というのは、与党の中での議論で議論がされたところをついてくるような、ある意味で分断を図るような形で出されてきた。そういう意味では、自民党さんの中には民主党案の方がいいのではないかと思っている人もたくさんいるというふうなことを言う口さがない人たちもおりましたけれども、私は、決してそうではない。先ほど申し上げましたように、与党案というのは、これからの教育ということを考えた上で、バランスのとれたすばらしい案である、このように思っておりますが、総理の御感想をお聞かせ願えればと思います。

発言情報

speech_id: 116504048X01220061115_019

発言者: 斉藤鉄夫

speaker_id: 16806

日付: 2006-11-15

院: 衆議院

会議名: 教育基本法に関する特別委員会