坂元一哉の発言 (安全保障委員会)

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○坂元参考人 日本外交については、戦略性がない、こういうことがよく言われまして、それでずっと悩みが続いているわけですけれども、これは要するに、日本が国家としてどういう目的を持っているかということ、そのことだと思うんですね。戦略というのは要するに目的と手段の連鎖のことでありまして、その目的がはっきりしませんと戦略ははっきりしないということですね。
 そうしますと、今まで、戦後考えてみますと、日本の大きな目的というのは要するに国際社会に復帰するという、戦争が終わってサンフランシスコ講和条約で一応形式的には国際社会に復帰するわけですけれども、いろいろな意味で戦争の整理という問題がございまして、余り仰々しい大げさなことを言わずに、静かに国際社会の中で、一員としてまた再び力をつけていこうということをやっていたわけだと思うんですね。ですから、それが既にもう前に終わっているんですけれども、その後に、では、国際社会に復帰した後にどういう大きな目的があるのかというところで、今、まだ悩みが続いているということではないかと思います。
 しかし、最近は外務省でも、例えば、自由と繁栄の弧といった価値観外交というのを前面に押し出してまいりましたけれども、そういう、日本が国際社会でどういう目的を持つのかということで、これの場合は、要するに、世界が自由や民主主義あるいは法の支配といったものがあって繁栄する、そういう社会をつくるために日本がお手伝いするということを明確に目的として、言葉に出してこういうことを言うということをし始めているわけなんですけれども、そういうものができてきますと、そのためにはどうしたらいいかということを考えることもできるようになりますし、そういうインフラとかは、そのうちといいますか、いろいろな能力はあると思いますから、そこは余り心配していませんが、まず目的というものを明確にするということができることが大事じゃないかと思います。
    〔寺田(稔)委員長代理退席、委員長着席〕

発言情報

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発言者: 坂元一哉

speaker_id: 20547

日付: 2007-04-10

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会