加藤公一の発言 (議院運営委員会)

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○加藤(公)委員 ただいま御提起のありました内山晃君を懲罰委員会に付するの動議については断固反対、谷畑孝君を懲罰委員会に付するの動議については賛成の立場で、民主党・無所属クラブを代表して一言発言をさせていただきます。
 まず、与党から提出をされた内山晃君を懲罰委員会に付するの動議については、極めて不当なものであると言わざるを得ません。そもそも、厚生労働委員会であのような事態が生じた原因はどこにあるか、それを考えれば、本動議の不当性は明らかであります。
 つけ焼き刃だ、あるいは場当たり的だと批判をされているいわゆる年金時効特例法案、その法案を提出したその日に議院運営委員会で強引に採決をして厚生労働委員会へ付託をし、その委員会においても、わずか四時間の審議で数に物を言わせて採決を強行したものであります。この許しがたい暴挙を行ったのは与党であります。その責任は一体どうなっているのでありましょうか。
 消えた年金五千万件に、一昨日、新たに一千四百三十万件がプラスをされました。審議をすればするだけ、社会保険庁の年金管理のずさんさが明らかになっている状況であります。安倍総理は、次から次へと問題が発覚し、国民の批判が増大することを恐れて、与党をして強行採決を連発させた、こう言わざるを得ないところであります。
 この採決の際にも、問題の法案を提出された与党の提出者のお一人でもある谷畑孝君は、なぜか、委員長でもないのに、採決は完了いたしましたとマイクを使って叫んでいらっしゃったわけであります。委員長でもない方が、何の権限もないのに委員会運営を仕切っても、多数与党であるがゆえに何ら責任を問われないのでしょうか。これは明らかにおかしな話であります。よって、谷畑孝君を懲罰委員会に付するの動議を提出したところであります。
 不当きわまりない強行採決に抗議した野党議員は、少数であるがゆえに不当にも懲罰委員会に付される、これは言語道断であります。
 内山君の行為の背景には、年金を返せという国民の強い怒りがあり、年金をきちんと払ってほしいという国民の切実な願いがあります。
 少数意見の尊重を言いますと、必ず、民主主義は多数決の原理だという反論があります。しかし、それはあくまでも、民主的な議会運営が行われ、十分な議論が尽くされていることが大前提であります。金曜日に強行採決をし、翌週水曜日にもまた強行採決、そしてその水曜日の採決では議事録には何の記載もなく、これではいかにもと、議長もあっせんをし、木曜日には採決の確認のための採決をしようとした。むちゃくちゃな話があったわけであります。これも実際には取りやめになりました。一体何をやっているのか、混乱がきわまっているところであります。これは、まさに数の暴力にほかなりません。
 与党が衆議院全体に占める議席数は、三分の二を大きく超えております。巨大与党がその気になれば、参議院で否決された法案も再議決で成立させることも可能でありますし、少数野党の議員などは簡単に除名することもできてしまいます。しかし、そんなことをした瞬間に、かつてのように議会制民主主義は死滅をするおそれがあるわけであります。巨大与党の数の暴力は絶対に容認できません。先般も申し上げたとおり、数があればこそ、謙虚さをもって議会運営に臨むべきだと思います。
 国民の怒りは頂点に達しています。与党の皆さんは、このことを肝に銘じるべきであります。内山晃君を懲罰委員会に付するの動議には断固反対、谷畑孝君を懲罰委員会に付するの動議には賛成、このことを改めて申し上げ、安倍内閣と与党の暴挙に強く抗議して、私の発言を終わります。

発言情報

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発言者: 加藤公一

speaker_id: 21310

日付: 2007-06-08

院: 衆議院

会議名: 議院運営委員会