伊吹文明の発言 (教育再生に関する特別委員会)
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○伊吹国務大臣 先ほど来から議論になっておりますように、家庭や地域社会の教育力が、率直に言うと、社会の変遷で非常に落ちてきている。学校に、その重荷が教師の肩にほとんどかかっちゃっている。それを、現実を踏まえながら、少し学校の先生の重荷を地域と家庭でもう一度担い直そうじゃないかという流れが一番最初に先生がおっしゃった流れですね。
そして同時に、教育基本法の精神に今回新たに書き加えたように、本来、教育の原点は、おっしゃっているとおり、やはり家庭なんですよ。ところが、家庭が核家族化し、同時に共働きということになりますから、一〇〇%昔のようなしつけ力を発揮できないという状況のときに、幼児期をどこで受け取るかということになると、やはり幼稚園、保育園ということになると思います。
ですから、学校教育法は、これは文部科学省が所管しておりますけれども、必ずしも文部科学省所管のものだけを対象にしたものではないんです。全日本の広い意味での教育の基本法ですから、保育園も加えて、あるいは地域社会の御協力も得て、幼児期に家庭が果たしていた、地域社会が果たしていた役割を幼稚園が果たしてくださる。また、小学校の授業が終わった後、帰る場所のない子供たちには放課後子どもプランという形で、これも幼稚園、保育園あるいは児童館が地域と協力してその役割を果たす。
ですから、古きよき時代に返れといったって現実には返れない中で、そのところをどう補っていくかというのが今先生の御提案でしょうから、当然その方向で我々も今行政を進めているということです。