高野博師の発言 (外交防衛委員会)
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○高野博師君 公明党の高野でございます。
まず、自衛隊のことにつきまして、実は私、先日、地元の自衛隊の大宮駐屯地とそれから入間の基地を視察をしてまいりました。
大宮の駐屯地には約千二百名の自衛隊員がいるんでありますが、今までイラク、特にサマワについては約十五名派遣されてきました。大宮駐屯地には化学学校というのがありまして、あそこの、特定物質、サリンとかいろんな生物化学物質、これを作ることができる唯一の学校、施設があります。それから、第一〇一特殊武器防護隊というのもありますし、災害派遣については、地下鉄サリン事件のときは延べ人数で三百四名が派遣されてこの処理に当たったと。それから、JCOの臨界事故でありますが、JCOのときは延べ二百六十四名が派遣されてその処理に当たったと。それから、中国の遺棄化学兵器の処理についても、毎年数名ずつここから派遣されているということでありまして、非常に大きな役割を果たしている。特にテロ関係、生物化学テロについての研究とかいうことについては相当やっていると思います。
地域の住民の理解も得られるように、観桜会、桜を見る会とかあるいは夏祭りとかということもやってますし、大宮駅とか川口駅での訓練も、サリン事件が起きたという前提での訓練も行っていると。ここにある施設について、地元の住民からの抗議とかいろんな苦情は一件もないということでありました。これは非常に私は重要な役割を果たしているなということと、地域住民の理解も得られているなという感じを受けました。
それから、入間の航空自衛隊の基地でありますが、これは私住んでいるところの割と近いところにあるんですが、ここもクウェートにはC130輸送機の関係で今まで十二名派遣されていると。先ほど大臣がお話あったように、この操縦は相当ベテランが要求されるということがありまして、そう数は多くないと、操縦できるのが。ローテーションが早くて、何度も現地に行っているということも大臣お話しされたとおり私も聞いてまいりました。PAC3もあそこに配備されたということがありまして、私が行く直前にオーストラリアのネルソン国防大臣がPAC3を視察に行ったということでありました。ここも地域住民との交流ということで理解はされているという印象を受けました。
いずれにしましても、日本の防衛上、この大宮あるいは入間の駐屯地、基地というのは非常に大きな役割を果たしていると。特に、ミサイル防衛という観点での入間の基地というのは、日本の防衛にとっては非常に重要ではないかと思っております。
そこで、イラク特措法に基づいて派遣されている隊員、数は少ないんでありますが、実はそれを支える隊員あるいは家族、これは相当なバックアップがあるということも私現場に行きましてよく分かりました。正に自衛隊というのは日本の防衛の最前線にあるわけでありまして、またある意味では日米同盟をきちんと支えているということであろうと思います。しかし、いずれにしましても、国民の信頼と期待にこたえ得る組織でなければならないということだろうと思います。
そこで、一つ、自衛隊の役割が非常に広範になって重要になってきていると。海外での活動も本来任務という格付がされる、防衛庁から防衛省にも格上げになったというようなこともありますが、しかし自衛隊という言葉が憲法にはどこにも明記されてない。これは我が党も議論をしているところでありますが、憲法上に根拠がない。まあ自衛隊法という法律はありますけれども、それで果たしていいのだろうかということであります。憲法上は合憲でありますが、しかしそれに加えてきちんと憲法上に明記するということも必要ではないかとこれは思っておりますが、大臣はどういうお考えでしょうか。答えられる範囲でお願いしたいと思います。