下平尾勲の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(下平尾勲君) 生産規模によって違うと思うんですね。益子とか信楽とかいうところは大都市に近いので、観光依存と地場産業と町づくりと一体化できると思うんです。益子の場合は、九一年からほとんど落ち込みが少ないんですよね。ある程度スケールを持っているところは、観光の売上高といったってそんなの〇・何%ぐらいしかないわけです。やっぱり大量生産、大量販売ルートというふうに持っていかないと難しいと。
しかも、観光の場合は単価がせいぜい二千円とか三千円ぐらいのところが限度で、柿右衛門さんのものを観光で売れるかというと、とてもとても売れないですよ。これはやっぱりデパートの外商で売っていくべき商品か、おたくの親戚のように専門店が責任を持って売っていくところなんです。ところが、今は中心市街地が空洞化して、空き店舗三兄弟の中に、そういう焼き物屋さんだとか雑貨屋さんがなくなって売り先がないんです。だから、有田焼とか輪島塗を百円ショップとかスーパーマーケットで売れといったって売りようがないんです。
だから、今のそういう西陣の織物にしても有名ブランドのものは売り先がなくなったので、だからそれを大量生産、大量販売のシステムから、もうちょっと通信販売の方に転換をしていくとかいうふうに売り方の多様化というところを考えて、その中の一つとして観光を考えていくというふうに全体構想の中で見ていかないと有田は難しいと思いますね。