麻生太郎の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○国務大臣(麻生太郎君) 平成十九年度政府開発援助に係る予算案について、概要を御説明させていただきます。
 平成十九年度一般会計予算政府案において、政府開発援助に係る予算として、対前年度比四・〇%減の七千二百九十三億三千九百万円を計上いたしております。
 ODAは、我が国外交の重要な手段であります。現在も、国際社会は貧困やテロ、自然災害といった様々な困難な問題に直面をいたしております。我が国が、こうした課題に向け指導力を発揮することを通じ、国際社会の一員としての責務を果たし、かつ、自らの繁栄を確保していくために、ODAを一層戦略的に実施してまいります。また、人間の安全保障の理念の実現、自由と繁栄の弧の形成のため、ODAを活用してまいります。
 ODAの事業量については、百億ドルの積み増しなど、対外公約を達成すべく、ODA事業量の一層の戦略的拡充を図ってまいります。同時に、厳しい財政事情の中にあって、ODA全体を効率的に実施し、効果を最大にしていくための努力を引き続き行います。関係省庁、経済界、NGOと連携しつつ、効果的にオールジャパンの経済協力を進めてまいります。
 今回お諮りいたしております予算案は、このような基本的な考え方に立つものであります。
 次に、各分野につきまして、一言触れさせていただきます。
 まず、無償資金協力につきましては、アジア大洋州における戦略的な外交展開や、ミレニアム開発目標への貢献、対アフリカ支援強化のほか、テロ対策、防災・災害復興といった援助需要への対応に重点化を図り、所要の予算を計上いたしております。
 技術協力につきましては、外務省所管の事業や文部科学省所管の留学生交流等の事業を始め、十三の府省庁が予算を計上いたしております。これらの事業の実施に当たりましては、関係府省庁の間での情報共有と連携を通じ、一層の効率化を図っていくことといたしております。
 特に、国際協力機構が実施する事業につきましては、業務運営の効率化や、既存事業の見直し等の合理化を図りながら、アフリカ支援や、経済連携推進のための協力等の強化に必要な予算を計上いたしております。
 次に、円借款につきましては、引き続き、イラク復興支援等の要請を踏まえ、事業規模を維持することとしております。そのため、所要の財政融資資金等を計上しているほか、一般会計におきましても、国際協力銀行に対する出資金及び交付金を計上いたしております。
 国際機関への分担金、拠出金につきましては、我が国外交政策上の重点事項等を踏まえ、地球規模の諸課題等への対応に国際機関を有効に活用するとの観点から、所要の予算を計上しております。
 これらに加え、より効果的かつ効率的なODAの実施のために、NGOとの連携の強化や現地実施体制の強化等の予算を計上しております。
 以上が平成十九年度政府開発援助に係る予算案の概要であります。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

発言情報

speech_id: 116614580X00620070322_007

発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2007-03-22

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会