麻生太郎の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○国務大臣(麻生太郎君) 御指摘のありました百億ドルの事業量の積み増し、これはグレンイーグルズ・サミットにおいての公約になっておりますが、いわゆるこの事業量の積み増しの内容というのは、いわゆる一般会計予算の中の財源なんですが、無償資金協力とか、それから技協、技術協力だけではありませんで、いわゆる円借款とか債務救済援助、また国際機関への出資、拠出などというものも含めて構成をされておりますのは御存じのとおりです。
 平成十九年度のODAの一般会計当初予算というものは、外務省とともに対前年度比マイナス四%というくくりとなっておりますが、円借款の事業規模を七千七百億円台として最大限の活用を図ることといたしております。ODAは外務省全体としては四%ですけど、これは七千七百億を維持したいということで、他を削ってもここにはそこそこな配分はしたということであります。
 もう一点は、平成十八年度のいわゆる補正予算と合わせてみますと、対前年度比が若干ではありますけどプラスとなって、ODA事業量の押し上げにつなげていけたと思っております。
 国際公約の実現につきましては、基本方針の二〇〇六、御指摘のありましたとおりで、これで確認をされておりますんで、二〇〇九年度の時点におきましても、いわゆる公約はしっかり達成していくというために必要な事業量を確保しなきゃならぬと思っております。
 この公約達成の見通しにつきましては、これはちょっと今の段階で何とも申し上げられませんけれども、随時これは見直していくなりモニタリングするなりということで、財政当局とも協議をしてまいらねばならぬと思っております。
 アフリカの点にも御指摘がありましたが、もう御存じのように、アフリカは飢餓とか紛争とか感染症とか、いろいろな問題を抱えておりまして、アフリカの問題の解決なくしていわゆる世界の平和と繁栄はないというのはよく言われるところでありまして、我々もこれに対応していかなければならぬと思っております。
 特にアフリカの場合は、日本の経済全体にとりましても重要な、いわゆる石油とかレアメタルとか、いろいろな意味での資源を持っておりますんで、この関係強化というのは軽視し得ないところだと思っております。
 また、ここは五十三か国ございますので、国連全体百九十二か国のうちの約三割というのがここに集中をいたしておりますんで、そういった意味ではアフリカという諸国との関係強化というのは今後とも大事だと思っております。
 したがって、来年、TICADⅣというのを日本で開くことになりますけれども、このプロセスを軸に更にアフリカ支援というのはきちんとしてまいりたいと思っております。
 対アフリカODA、三年倍増という公約は小泉内閣のときに出されておりますが、二〇〇七年の実績で約十七億ドル、千八百億円を目指すものでありまして、公約に当たります、中にあります贈与には、技術協力、それから無償資金協力、それから国際機関への出資、債務救済などが含まれておりますが、是非、こういった厳しい条件の中ではありますけれども、アフリカ向けの案件というものはきちんと積み上げるなど、骨太の二〇〇六に示されておりますとおり、日本としてはその公約の実現というものに今向けて努力をいたしておるところでありまして、二〇〇七年という状況はそれを達成し得る可能性が高くなりつつあるというように御理解いただければと存じます。

発言情報

speech_id: 116614580X00620070322_012

発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2007-03-22

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会