麻生太郎の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(麻生太郎君) これまで援助を受けていた国が経済が発展して援助をする側に回れるというようになったこと自体は、これは評価すべきものだと思っております。日本も南南協力というのはいいことだと思いますので推進をしておりますが、その一方で中国に関する援助につきましては、今、岡田先生から御指摘がありましたように、その内容に関する情報が極めて不透明であって、何をやっているのかさっぱりよく分からぬというのが一点。
それから、金を貸すのはいいけど、その金、返ってくる当てもない国にどんどんどんどん貸すというのは、いわゆる返済の持続性がほとんど期待できないというようなところに関して配慮していない貸付けはいかがなものかと。
また、統治能力等々がかなり、独裁とかいろいろ、今アフリカはいろいろな国がございますが、そういった国々に対する支援というのは、これはほかの先進国が皆一応引いておりますところに、それはどんどんいく。また、国民に対して直接裨益するような話よりは、そこの統治者に対して裨益するものの方に偏る。例えば大統領の官邸建ててあげますとか、大統領の公邸建ててあげますとか、いろいろ例がありますけれども、そういった指導者層との結び付きの方を重視と。そういった点は、これは国際ルールや援助供与国間の協調とかいろいろなものがございますけれども、そういったものとは、今御指摘のありましたとおり、相入れない面があるというのは事実だと存じます。
したがって、日本としては、OECDの開発援助委員会、通称DAC、DACという委員会がございますけれども、ここやら、ほかには世銀なんかと連携をいたしまして、対話を今呼び掛けて、ちょっとこういったのはもう少しという話を、中国との対話というものを世界銀行若しくはDAC等々で始めております。したがいまして、日本としてもこの中国の対外援助というものが、一応国際ルールというのがございますので、そういったものにのっとって援助というものを、援助自体が悪いわけじゃないんで、そういった形でルールというものがあるんで、それに沿って行われていくよう、引き続き日本としては働き掛けてまいりたいと思っております。