渡辺喜美の発言 (財務金融委員会)

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○渡辺国務大臣 このサブプライムローン問題から発生をした一連の金融資本市場の疑心暗鬼というものを考えてみますと、ちょっと例えはよくないかもしれませんが、牛肉一〇〇%のミートコロッケ、ハンバーグだったものが、どうも豚の心臓とかが混入している偽装牛肉がまじったものが売られていたのではないか、こういうことから、買い控えとか売れなくなってしまった、そういう問題があるんだろうと思います。したがって、そういう疑心暗鬼をどうやって解いていくかということは極めて大事なことではないでしょうか。
 欧米の一部の金融機関、巨大複合金融機関とイングランド銀行が認定をしたようなところにおいても、多額の損失が発生をしているという開示が行われております。
 日本の金融システムにどういう影響があるかという点については現段階において断定的に申し上げることは控えさせていただきますが、御案内のように、日本の金融は、この十数年来大変な危機に見舞われてまいりました。そうした危機を克服してきた実績がございます。十年前のちょうど今ごろでございますが、コール市場でデフォルトが発生をし、山一証券や拓銀が破綻をし、我々は、銀行の資本が傷んでいる、この資本を強化すべきである、こういう政策を矢継ぎ早に打ってきたわけでございます。現在、日本の金融機関においては、特にメガバンクにおきましては、不良債権比率が大変低下をしてきております。全体として金融システムの健全性は高まってきているということが言えます。
 また、けがの功名とでもいうんでしょうか、日本の金融機関のサブプライム関連商品に直接関連するリスクは、全体として見れば、相対的に限定をされているという現状がございます。こうしたことから、現時点において、日本の金融システムに深刻な影響を与えるという状況にはなっていないと承知をいたしております。
 金融庁としては、サブプライムローン問題以外にも、各種の仕組み商品などについて金融機関が適切にリスク管理をするということが大事であると考えております。こうした観点から、日常的に、各種金融機関とはヒアリングあるいは情報交換を進めているところであります。やはり、疑心暗鬼を招かないということのためにはきちんと情報開示を適時適切に行っていただくということが大事でございますし、日本のBSE騒動や偽装牛肉騒動から得られる教訓というのは、一種のトレーサビリティーというものがきちんと確立をしておれば、こうした疑心暗鬼は招かないということが言えるのではないでしょうか。

発言情報

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発言者: 渡辺喜美

speaker_id: 22070

日付: 2007-11-21

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会