冨岡勉の発言 (決算行政監視委員会)
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○冨岡委員 長崎の冨岡勉です。
わずか十五分ということですので、まず、質問の項目を申し上げます。
医師の過重労働問題、これは医師不足対策をしなくちゃいけないのじゃないかということで、短期的には、現在、医師の国家試験が春だけ一回ですけれども、これを二回にしてはどうか。それから、中期的には、歯科医師あるいは薬剤師の皆様方を、二年次あるいは四年次に医師へのコースの道を開くことができないかどうか。三点目として、現在九十五名から百人の国公私立大学の医学部定員を、過去、百二十名がほとんどスタンダードな標準的な人数だったんですが、そこに戻せはしないか。この三点について、おのおのお尋ねしたいと思います。
まず、医師の偏在とか、あるいは過重労働問題というのが、やはりいろいろな、女性のお医者さんがふえたとか、あるいは新臨床研修医制度が発足したのを契機にした、そういう点はあります。しかしながら、やはり絶対数がどうも足りないということが指摘されてきているわけです。つまり、昭和四十年代には人口十万人当たりが百人ぐらいしかお医者さんがいなかったんですが、現在、二百二十名ぐらいあります。しかしながら、これは欧米諸国に比べてやはり四、五十名は低い値であります。したがいまして、これを早く欧米並みの二百七、八十人に上げるのが手っ取り早いというか、いろいろ分析はする必要はあるんですが、絶対数がまず足りていない、そういうことから、この短期、中期、長期の提案を行いたいわけであります。
お医者さんになるには、まず大学入試を受けます。そして、普通、文学部とかだったらそのまま就職、あるいは工学部にしても就職をすれば卒業試験とかあるいは後期の研修制度とかというのはありません。ところが、お医者さんの場合には、まず入るハードルが非常に高い。次に、六年間ですから、二年間あるいは四年次にやはり何パーセントかはふるいにかけられ、なおかつ、卒業試験で一〇%ぐらいの人が留年します。さらに国家試験が課されて、そこで、合格率が大体八四、五%です、ことしの場合は九〇%いきましたけれども。そういったたくさんのハードルがあってようやくなる。
これをよくよく考えてみると、お医者さんが多くなるのを抑制しようという政策が昭和五十年代にとられました。それまで、一県一医学部ということでたくさんつくったわけで、それから抑制政策に入ったわけですけれども、考えてみると、いつの間にか足りなくなっている。慌てて十九年度から定員増加をしていますが、これが五名ないしは十名、それも十校ぐらいのもので、定員がふえていない。
そこで、まず、長期的には百二十人というのを、これは過去どこの大学も百二十人定員があったんですが、これを戻すことはできないかどうか。これは、いろいろな大学の立地あるいは定員基準というのはございます。教室一つ当たり人数が決まっていたり、教官のと、いろいろな制約があるんですが、過去に百二十人まで上げていますので、上げてずっとそれを二十年なりやってきたので、これを戻すのは非常に容易じゃないかというふうに思いますが、まず、長期的に百二十名、今の定員の大体二十人増ということでいかがなものか。予算づけ等は、それほどダメージは食わないと思いますけれども、その点につきましてまずお尋ねしたいと思います。