2008-06-10
衆議院
阿部知子
厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会
阿部知子の発言 (厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会)
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○阿部(知)小委員 社会民主党の衆議院議員で、阿部知子と申します。私は、同時に、今回のC案の提案者でもございます。あそこの金田先生と私ども三人で提案いたしました。
私は、三つにわたって質問をさせていただきたいと思います。
一つ目は、脳死の定義ということであります。三十年前にほぼ全世界で定義が確立いたしましたが、この間、特に一九九〇年代後半から、脳死という診断のもとで長期に生存する患者さんたちの存在が明らかになりました。
いろいろな判断基準の差によって患者さんの状態も違うということはありますが、しかし、特に我が国など、脳死という判定をされたとしてもそこで呼吸器を切ったりはいたしませんし、そうなりますと、最長十数年、二十年近い生存例もあるということでございます。こうしたことは、果たして、WHO等々では検証、検討されておりますでしょうかというのが一点目です。
二点目は、このこととも関連いたしますが、二〇〇五年の二月から三月でしたか、バチカンにおきまして、各世界から、脳死の判定基準やあるいは倫理的、社会的、文化的な問題について、どちらかというと賛成的に臓器移植を進める立場の方と、いやいや、これはまだまだ判定も含めて問題が多いからもっとディスカッスした方がいいという方々がお集まりになって会議が持たれました。これは、各国の論者が集まられた大変に権威ある会議でしたが、このことについてもWHOは御存じであるか。ノエルさんのおられる部署とちょっと違うかもしれません、恐縮ですが、それが二点目です。
それから三つ目は、私は小児科医ですので、親が子供の何を決定できるか。さっきのノエルさんのお言葉ですと、監督権があるとおっしゃいましたが、緊急に治療的介入をする場合は親は決定せざるを得ないわけですが、この脳死による臓器提供は、いわば子供の死を親が決めていかざるを得ない。親のいやしにはなったとしても、子供の生存権から見てどうであるかという問題が我が国では大変に深刻な論議の的になってございますが、この点についてはどうか。
以上三点、お願いします。