大門実紀史の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○大門実紀史君 今日はお忙しいところをありがとうございます。
もっとまとまって長くお話を聞きたいぐらいでしたけれども、最初に神野先生にお伺いいたします。
神野先生の御本はいつもたくさん読ませていただいておりますので大体言われていること分かるんですけど、せっかくの機会ですので具体的なことを一つお聞きしたいんですけど、神野先生は地方財政の専門家でもありますので、夕張市の破綻の問題で新聞に短く書かれたのを見たことがあるんですけれども、私も夕張の破綻問題は、もう五回ぐらい調査に行っているところなんですが、国の責任、道の責任、市当局の責任という破綻の要因はあるわけなんですが、私が注目しているのは銀行の貸し手責任ということを非常に注目していまして、これは夕張市だけの問題ではなくて、いろんな自治体、今赤字を抱えているところに共通する部分もあるんじゃないかと思って調べてきているんですが。
夕張市でいえば、地元の銀行が危ないよと、これ以上借りない方がいいよと言っているときに東京の大銀行が入ってきて、もう破綻するの分かっていて貸し込んで、破綻した後、元金も利息も取って逃げてしまうと。その大きな負担が今市民にかぶせられているというので大変な事態になっているわけですが。
竹中大臣のときに、私も竹中さんと話したことがあるんですけど、銀行にも貸し手責任を取らせようと。民間の場合は破綻したら債権放棄とかに応じるわけですから、そういう案が少し議論されたところがあるんですけれども、ちょっとその後頓挫しているんですが、これから夕張だけではなくて地方財政の破綻を考えるときに、ちょうど二〇〇二、三年のころに不良債権処理の竹中プランというのが出て不良債権処理しろと追い立てられて、そうすると、自治体というのは優良債権ですから破綻しても返ってくるということで、あのころに大銀行はかなり自治体に貸し込んだんですね。
それがずっと今地方に行っていると思うんですけれども、そういう点では、銀行の貸し手責任、これはやっぱり問う方向で考えなきゃいけないんではないかと。総務省も少し今考えているみたいですけれども、そういうふうに思うんですが、神野参考人は夕張市のことで、関係して銀行の貸し手責任についてどうお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
木下参考人には、大体お話そのとおりだなと思ったんですが、一つだけちょっと私の理解が悪いのかよく分からないんですけど、地域格差の最大の理由が人材の格差であるという部分なんですが、私も各いろんな地方の町づくりとかかかわったりして、それほど地方の人材というのは、立派な人もたくさんいるんじゃないかと。要するに、都市部であれ地方であれ、マルクス経済学であれ近代経済学であれ、駄目なものは駄目で、余りそういう、地方と何か都市部との人材の格差、むしろ私は、地方の方が今これからの日本をどうするかという意味で人材が多いんじゃないかと思っているんですけれども、この人材の格差、要するに、簡単に言えば劣っているということになると思うんですけれども、これはどういうことを意味されているのか、逆に言えばどんな人材が地方に必要なのかという点をちょっと補足的に説明してもらえればというふうに思います。