大塚耕平の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○大塚耕平君 田村委員から二点御質問いただきましたが、まず一点目の受動的、能動的という点については、私も申し述べましたようにより能動的に今後進めていくべきだと思います。ただ、全部が提案型になりますと、今度は受入れ国側からすると言わばかなり押し付けられているような印象も受けるかもしれませんので、今、加藤委員おっしゃったように受動型、能動型混在した形で適度なバランスで行っていくのがいいと思います。
 アフリカにおいて能動型のものがどれだけあったかというのは、つぶさに背景まで熟知をするまで至りませんでしたので必ずしも的確なお答えはできませんが、ただ、企画段階から積極的に関与をしているのであればこうはならないだろうなという事例は幾つかありました。
 例えば、西アフリカ最大の物流拠点であるカメルーンのドゥアラ港というところにガントリークレーンの大規模な施設を日本のODAで導入したわけでありますが、当地の港湾局関係者に聞きますと、これはうまく機能していますかと聞きましたら、うまく機能していると言うんですが、コンテナは山積みになっていまして余りうまく運び出されていないような印象を受けましたので、このコンテナの維持管理はうまくいっていますかというふうに聞きましたら、ええ、それはオランダに任せているから大丈夫ですという、こういう回答でございまして。
 やはり先ほどの自立をするということをサポートするという点も含めて、もし日本が最初から企画段階から参画をすれば、そういうその後の維持管理も含めたところまで配慮をした上で最終的なODAを決定する、そしてそのことが翻って日本の経済にも多少はプラスになるという全体像を描いた上でスタートをさせるべきだなということを感じた次第です。
 そして、二点目のSPCの問題については、非常に日本にとっても活用し得るアイデアだと思います。
 ただし、アフリカのケースで申し上げますと、SPCにもし資金を集めても、それではアフリカのどの企業にあるいはどういうプロジェクトに投資をしたらいいかということをだれが判断するんだという意味において、情報が足りないだろうという気はいたします。例えば、日本の在外公館はアフリカでは人数も拠点も縮小傾向にありますが、聞くところによると、中国はアフリカすべての国において百人単位の大使館をつくっているというような話もございました。
 そうしますと、仮に資金だけ集めても、それをどのように活用したらいいか、よりリスクの少ない投資、そして援助国、被援助国側にとってもプラスになるような投資、これを判断するだけの情報をどうやって集めるかということが非常に大切だと思います。そのことができれば、SPCというスキームも十分活用に足ると思います。
 その観点で申し上げれば、つまりかつて日本の商社マンが世界に言わば日本の先遣隊として各地で活躍をしておられたような状況をいかにもう一度つくり上げるか、こういう点が大事だと思います。アフリカの駐在商社マンの数も減っているというふうに聞いておりますし、たしかカメルーンではドゥアラという町に日本人の民間ビジネスマンは二人しかいなかったと。そして、私たちがアフリカで歩いておりますと、アジア人と見ると、通りがかりのアフリカの方はみんなニーハオと言ってくると。
 こういう状況では、せっかくスキームをつくっても、それをローリスク・ハイリターンないしはミドルリターンで運用する情報に十分に接することができない点をどうやってカバーするかということが大切だというふうに認識しております。

発言情報

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発言者: 大塚耕平

speaker_id: 4047

日付: 2008-04-02

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会