エリー・エリクンダ・エリネーマ・ムタンゴの発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○参考人(エリー・エリクンダ・エリネーマ・ムタンゴ君)(通訳) ありがとうございます。
 どのように差別化を図るかという御質問がありました。TICADのプロセス、これは日本対ほかの国々と比較してと、これはなかなか難しい問題であります。
 ただ、肝心かなめのことを申し上げますと、援助効果ということです。どのような成果、結果を現場で上げられるかということです。やはりパートナーシップの質の高さということです。それがかぎを握るでしょう。
 さて、我々は戦略的パートナーシップという提唱をしております、日本とアフリカとの間で。なぜそれが必要かということは説明いたしました。戦略的パートナーシップを日本とアフリカの間で持つことの意味については既に申し上げました。更に申し上げますと、アメリカはアフリカとの戦略パートナーシップを既に宣言しております。また、EUもアフリカとの戦略パートナーシップを既に発表しております。
 また、中国もアフリカとの戦略パートナーシップを既に公表しております。ですから、前回の中国・アフリカ会議の実績を見ていただきますと、八つの具体的な項目の提案が行われております。この戦略パートナーシップの実現のための八項目の政策ということが打ち出されております。
 日本の外務大臣、我々のカウンターパートなんです、日本の外務大臣に戦略パートナーシップということを呼びかけてみますと、本当にアフリカは資格があるのかどうか、適格かどうかという疑問を呈されてしまうんです。是非ともお願いしたいんですが、より深く突っ込んで、アフリカが日本に何を提供できるのか調べていただきたいと思います。これから正当な論拠となるのではないでしょうか。アフリカとも戦略パートナーシップを持っていただく根拠となると思っています。
 日本の援助政策の中では、アジアということに重きが置かれております。アフリカにも焦点が当たっているんですけれども、しかし中心ではないということです。アジアと競争するつもりはありませんが、ただ、アフリカのレベルをもう少し引き上げていただきたいということです。より具体的なアフリカとの関係をもう少し構築していただきたいと。ですから、TICADⅣにおいては具体的な成果を上げていただきたいと思っております。行動計画ということが言われておりますし、いろいろな提案がなされておりますが、まだ目にしていないのは、英語では、骨格はできているけれども肉付けが行われていないという表現があります。そこなんです。実際に中身がどうなるのかということです。
 姫井先生の方からも話がありましたように、日本は今良い立場にあると思うんです。G8の国の中でもリーダーシップを発揮できる立場にあります。ですから、アフリカに対してもG8の中でリーダーシップを発揮していただきたいということです。
 日本がささやかな提案をされるとほかの国も追随するようになって、ささやかな提案にとどまってしまうでしょう。日本が大々的に提案をしていただければ、日本がアフリカを重要なパートナーとして見ていただければ、そしてそれをほかの国にも言っていただければほかの国々も追随するでありましょう。
 例えば、今本当にリーダーシップを発揮されるおつもりがあるのかどうか、その選択肢は日本に懸かっているわけです。是非私は主張したい、日本が実際にリーダーシップを発揮していただきたいということです。

発言情報

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発言者: エリー・エリクンダ・エリネーマ・ムタンゴ

speaker_id: 2565

日付: 2008-05-14

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会