ジャン・クリスチャン・オバムの発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○参考人(ジャン・クリスチャン・オバム君)(通訳) ありがとうございます。
 ムタンゴ大使は、すべて私の代わりにおっしゃっていただいたと思います。
 まず、関係の見直しということではないでしょうか、日本とアフリカとの間の関係について。ムタンゴ大使からもお話がありましたように、今戦略的な関係という領域に入るべき時期だと思います。なぜ戦略的と申し上げるかということなんですが、アフリカも日本に多くのことを提供できると思うからです。
 御承知のように、平均ですべての確認済みの天然資源の四割はアフリカに賦存していると言われるからです。さらに、期待される天然資源の賦存量から考えますと、九割までもと言われているくらいです。日本は鉱物資源を絶対的に必要とされているはずです。また、アフリカは片や大きな市場であります。これから発展が考えられる次の大陸はアフリカ大陸なのです。南米やアジアの時代ではありません。これからはアフリカです。ですから、ビジネス機会が基本的に広がるのは、これからはアフリカだからです。
 そういったことを念頭に置きつつ、戦略的な関係を日本とも構築したいと思っています。ふんだんな天然資源もある。そして、訓練がされるべき豊富な人材もあります。是非技術移転を日本から行っていただければ、そしてアフリカで事業を立ち上げていただければ双方が繁栄できるということです。それが基本的な考え方です。
 さらに、差別化ということについてですが、TICADとほかの国の様々なイニシアチブの間の差別化、これはムタンゴ大使もおっしゃっていたように難しい問題ではありますが、基本的なことは、どのようなイニシアチブであっても、判断されるためには行動志向かどうかということで評価されます。これまでのTICAD、以前のTICADというのは本当のところ行動志向に結び付いていなかったということです。ですから、今回ははっきりと行動志向であってほしいと思っています。そのために、日本のカウンターパートともお話をさせていただいております。
 行動計画をきっちり作っていただく、そして具体的な措置を盛り込んでいただく、そしてもう一つの要素はフォローアップメカニズムということです。フォローアップメカニズムなしには評価ができないからです、どのような進捗が見られたのか。ですから、この二つの要素が重要です。
 これまで、例えば中国、これはインフラということに関してもクレジットラインを提供してくれております。これはアフリカの国々に対するクレジットラインです。日本もやはりほかとは違うんだ、アフリカとの協力ではほかとは差別化が図れるんだとおっしゃるならば、先ほどの私の冒頭のスピーチでも申し上げましたようにクレジットラインを設けていただくということです。円借款。
 円借款は非常に重要な意味を持ちます。といいますのも、国を発展させるために無償資金協力だけでは足りないんです。借款が必要です。これは譲許的な条件で、例えば満期もより長い期間そして低利率で。それによってインフラ整備が図れるからです。こういったことがなければ前に進むことはできません。それを我々はお願いしたいんです。すなわち、TICADについての具体的な措置ということです。

発言情報

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発言者: ジャン・クリスチャン・オバム

speaker_id: 23907

日付: 2008-05-14

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会