ジャン・クリスチャン・オバムの発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○参考人(ジャン・クリスチャン・オバム君)(通訳) じゃ、食料ということで私もお答え申し上げます。
現在、世界は本当に食料危機に直面しています。幾つかで危機的な状況が起こっています、アフリカも含めて。だから、問題は深刻なんです。私の母国においても、若干ではありますけれどもその危機的な状態が出ています。食料価格が高騰しているというのが大きな問題になっているんです。
でも、このタンザニアの大使がおっしゃったように、短期的に食料援助すれば済む問題ではないんです。もちろん具体的に何か国かに対しては食料援助がされていますけど、長期的な解決策はあくまでもアフリカに対して必要な技術を提供することだと思うんです。そして、必要なリソースを提供すること、必要なノウハウを提供することだと思うんです、どうやったら食料を増産できるのかということで。農産品の増産ですとか、またその他農業関連の活動を振興するために。
同僚もおっしゃったように、アフリカというのは土地に恵まれているんです。私の母国でも八か月ぐらい雨が降る。何でもこのガボンで栽培することができるんです。だから、ガボンが今必要としているのは、いい経営管理ノウハウなんです。農業の部門においてもまた漁業においてもそうなんです。湖もたくさんありますし、漁業の潜在性はとても大きいんです。ですから、技術をまず投入することが重要です。ガボンでは日本のJICAと協力させていただいて、例えば魚の養殖などを推進しています。これは目に見える形の経験になるわけで、これを是非アフリカ全土に広めていただきたいというふうに思っています。そして、目に見える形で食料増産を実現していきたいと思っています。そのためには新しい技術が必要ですし、新しいノウハウも必要なんです。
日本は比較優位をお持ちですよね、農業、漁業において、アフリカと比べれば。例えば、ネリカ米のお話ですけど、これ日本のプロジェクトですよね、アフリカ向けの米ということで、ネリカ米プロジェクトがありますけれども。この栽培に適しているアフリカの国もあるんだけれども、それに加えて研究にも力を入れていただければと思います。どうやったら生産量を増やすことができるのか、そしてどうやってその品種を例えば改良することができるのかですとか、これはガボンですとか中央アフリカを入れてと。
中央アフリカ地域ですと、米というのは必ずしも最初に挙がってくる主食的なものではないんです。やっぱりカサバが中心、若しくはバナナの方が中心だということになるので、どうやったらカサバを増産できるのか、バナナを増産できるのかということが問題になるわけです。そのために新しい技術を使いたい、かんがい施設を充実したいというふうに思っているので、この分野で是非日本からの支援が出ればというふうに思っております。
まとめますと、食料危機というのは、解決するために食料援助だけがすべてではないということです。長期的な解決策はほかにあるということで、是非ノウハウを授けていただきたい、新しい技術を提供していただきたいということなんです。