藤谷光信の発言 (内閣委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○藤谷光信君 どうもありがとうございました。
いろいろと問題点を細かく分析しながら基本法に取り組んでおるということがよく分かったわけでございます。
時間の問題もありますので、今日はそういう防衛問題との関連についてのみを特化した質問になりましたんですが、科学技術の進展、あるいはいろんな素材の研究とか、人間の研究、訓練とかあるいは電波の利用とか、いろいろ大きな政治的な問題もたくさんあると思うのでございますが、またほかの議員さんも質問されるでありましょうし、他の機会にも今後とも質問させていただきたいと思っておりますが、最後に私のちょっと意見を申し上げますと、昭和二十年の終戦からもう六十二年たっておりまして、戦争を経験されておる人がもうだんだん、この中にも何人か戦争体験者、まあ戦地に行ったという人はほとんどないんじゃないかと思いますが、私はちょうど八歳のときが終戦でございましたので、東京大空襲というのを盛んに言われますが、私は山口県岩国市の爆撃を経験をしておりまして、八月の十四日、八月には毎日日本中が爆撃を受けたわけでございますが、八月十四日、もう日本がポツダム宣言受諾した後でございますが、岩国市の岩国駅に爆弾がたくさん落とされました。五百人余りが一挙に、民間人が死んだわけでございますが、列車が、客車が、上り下りが岩国駅に入ったわけです。逃げたわけです。そこへ爆弾が落ちました。
それから、広島の爆心地から私のところは四十キロでございますが、四十キロといいますと、今ごろ車で行けばわずか三十分で行きますが、昔は、以前は列車で一時間半ぐらい掛かっていたところでございますが、原爆が落ちましたときに、私は朝八時十五分にそれを経験しておりまして、原爆というのは四十キロ離れておりましても、ピカドンと言うんですが、落ちましたら、授業中でしたが、視野が全部ピンク色になるんです。四十キロ離れておるんですよ。全部ピンク色に、人の顔も、見えておるものが全部ピンク一色のモノトーンになるんです。それで、あら、何事だろうかと思ったら、二分ぐらいしましたら、今の大地震のようにどうっと揺れてきました。四十キロ離れておるんです。
ですから、もちろん広島市は一瞬のうちに壊滅したわけでございます。その光とか音とかあるいは爆風とか、そういうものを私は、いわゆる被爆者じゃございませんけれども、経験をした一人として、こういうことはどうしてもいろいろの機会があるたびに申し上げたいと思っておるわけでございます。国会議員の先生の中にも過酷な厳しい経験あるいは戦後のつらいときを経験された方もありますが、私はその一人として申し上げておるわけでございます。
また、地元の岩国の米軍基地がありますが、日米地位協定がありまして治外法権になっておるということもよく知っておりますが、一方では住民は非常に厳しい立ち退きとかなんとかいうのを経験しました。苦しいときもありましたが、また共存もしております。
私は陸上自衛隊の開隊記念日にはいつも行きまして、自衛隊員を激励もしております。自衛隊入隊のときの入隊者の激励会がございますが、これにも必ず私は行きまして、皆さんに激励をし、海上自衛隊の開隊式にも、米軍のあれは騎兵隊というんですが、騎兵隊の二百七十何周年と今年ありましたが、今年もそれに行きました。決して敵対するのではなくて、正しく自衛隊が育っていくといいますか、機能を発揮するというふうに私は努力をしておるわけでございますけれども、この宇宙基本法の制定に当たりまして、こうして私がトップバッターとして質問に立たせてもらいましたというのも何かの御縁かなと思っております。
時間の関係がございますので余り多く申し上げられませんが、宇宙基本法制定に、すべての全国の社説は、自衛隊が宇宙利用できる法案が今国会で承認されると紹介をしております。その論調は、これは当たり前だという論調と、社説と、危惧する論調と、二つに分かれております。しかしながら、国会議員の皆さんも私も、国民のほとんどがその共有する考え方というのは、二度と我が国は戦争をしないこと、将来にわたって他国に侵略又は占領されないことのこの二点であると思います。ですから、国を守るという崇高な任務に就いておられる自衛隊の方々は、国の防衛に関して想定されるあらゆる危機に対して、その回避を、あるいはそれについての検討をされることが当然の任務であると思っております。
しかしながら、防衛力というのは一方では攻撃力ともなり得ることでございますので、世界平和の強い思いから、軍事力の保有は望ましくないとか言いながら、これを否定する立場の主張もありますので、争い事が全くない理想の世界というものは将来ともこれを実現することは残念ながら見出せないかも分かりません。他国からの侵略の脅威に対しても、やはりそれなりの防衛というのも、防衛の科学技術というのも大変大事になってくるんじゃないかと思っております。
私は、先ほど野田先生から話がありましたように、今、浄土真宗の僧侶でございますので、世の中安穏なれというのが私のテーマでございますので、これからも必要な防衛力というものは当然備えていきますが、その防衛力を攻撃力として使用したり他国と戦争することは将来にわたって我が国は絶対しない、させない仕組みづくりというこの軸を、微動だにしないという絶対的な基本理念を持って、こういう考えをきっちりと反映させていただけるものと確信をしております。
私の質問を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。