中曽根弘文の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(中曽根弘文君) 御質問の内容からいたしまして多少現在の状況も御説明させていただきたいと思いますけれども、テロとの戦いというのは依然として継続をしております。今委員御指摘のとおり、米国を含めまして多くの国が尊い犠牲を出しながらもアフガニスタンへの取組を強化しているわけです。昨年の四月と今年の十月のISAFへの各国部隊の派遣状況を比較してみますと、米国、英国、フランス、ポーランド、オーストラリアを始めとして、全体として約一万四千名以上の増派が行われているわけですね。そして、今委員がおっしゃいましたように、米国大統領選挙、この十一月四日に行われますけど、共和党、民主党の両方の候補とも対アフガニスタン支援の重要性というものは強調しているわけで、今御説明いただいたとおりであります。
また、海上自衛隊の補給支援活動は、不朽の自由作戦の一環として、インド洋でテロリスト、それから武器、麻薬等の海上移動を阻止、抑止すると、そういう海上阻止活動の重要な基盤として定着をしているわけでありますけれども、アフガニスタンを含めましてこれは各国から高い評価をいただき、また継続の要請も、期待もあるわけでございます。
一方、お話ありましたイラクの方でありますけれども、イラクの安定と復興には引き続いて国際社会の支援が必要なのは言うまでもありませんが、情勢には改善が見られるものと認識はしております。今のイラク国内のそういう情勢にかんがみまして、イラク政府も、来年以降のイラク派遣、多国籍軍の構成について見直すことが可能であると、そういうふうに考えて、来年以降の多国籍軍の活動について関係国と調整したいと、そういう意向も示しております。
これらを踏まえまして、政府といたしましても、年内を目途に航空自衛隊の任務を終了させるという、そういう方向で今調整中でございますが、よその国も今年に入りましてから現在までに七か国がイラクでの活動を終了いたしまして、現在二十か国が活動を続けておりますけれども、年末にかけて更に部隊の活動終了が行われるものと、そういうふうに考えられます。
そういうような状況におきまして、我が国がインド洋での補給支援活動から手を引くと、そういう選択肢があるかというと、選択肢は私はないと、そういうふうに思います。引き続いて、補給支援活動を含む治安・テロ対策、そして人道復興支援を、いつも申し上げておりますけれども車の両輪として、国際社会によるテロとの戦いにおきましては責任を果たしていくということが大変重要だと、そういうふうに思っております。