麻生太郎の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(麻生太郎君) まだ損失が発生して確定しているわけではありませんし、まずアメリカの場合は、資金調達は今極めて順調に回っているということは御存じのとおりだと思っております。その上で、この損失処理に対して今どれくらいの損金が出て、どれくらいの額を出すべきかというのはお答えするのは極めて困難だと思っております。
アメリカの金融機関に対して、少なくとも公的資本の導入ということで最大七千億ドルの資本の注入枠というものが用意されておりますのは御存じのとおりです。我々はそれに対して、資本注入だけでは駄目ですと、少なくとも銀行で抱えている不良債権をオフセットして、除外して、それに対してのいわゆる不良債権を購入する、公的な価格で購入する必要があるというのが我々が一九九八年、九年やってきた例ですから、両方やらなきゃ効果ありませんよということを申し上げて、最初は不良債権の方を落とすというのに七千億ドルというのでスタートしたのが十月だったと思いますが、いつの間にかそれが資本の方に変わっておりましたので、この度改めていろいろな話をして、改めてそれとは別に八千億ドルの債権を買うということをアメリカは決めて今その方向で動いていると理解をしております。少なくとも、欧米中心に相次いで処置は自国で、欧米でなされているというように思っております。
我々は、いわゆる金融の、実物経済におけます金融の仲介機能というものが大事なので、そういったものを、今金融機能強化法というのをやらせていただいておりますが、こういった個別金融機関の申請等々、必要な資本注入額というものを考えておかねばならぬというのは我々も同じように考えておるわけですけれども、今アメリカに対してどういったことを考えておるかといえば、アメリカは今そこそこ順調に資金の調達ができておりますので、その意味で今の段階から日本としてアメリカに幾ら出すということを考えているわけではありません。