二階俊博の発言 (経済産業委員会)
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○二階国務大臣 答弁の前に、私は、中野理事を初めとする与党の議員の皆さんが大変御熱心にこの問題の推進にきょうまで御努力をいただいたことに心から敬意を表するものでございます。
私ども経済産業省としては、たった一つ残された法案でありまして、何とかならないかという思いをいたしておりましたが、今日の政治情勢の中で、これを御審議いただくことはほとんど不可能に近いという思いをいたしておりました。
しかし、私も党の国会対策委員長などを経験した立場からいって、最後の五分までやはり議員の皆さんの御努力をちょうだいしたい、政府側ではありますが、僣越でありますがそういう思いを私は持っておりました。しかし、そのことに対して、与党の自民党、公明党の理事及び幹部の皆さんは、十六日の夜に緊急にお集まりをいただきましていろいろ御相談をちょうだいした。私は、電話でその連絡を受けたわけでありますが、直ちに中小企業庁長官も、既に御自宅の方に帰っておられましたが、そういうことでございましたら私も参加しますということで関係者の皆さんで御相談をいただいた。
そして、翌十七日に東委員長のリーダーシップによって理事懇が招集され、そして、そこで十分な御協議をいただいたということを伺って、関係者の皆さんの本当に御熱意、そして、先ほどお話がありましたように、言われることとすることとが一緒であるということが、これは政治家で一番大事なことだと思うんです、この簡単なようでこれがなかなかできないところに難しいところがあるわけでありますが、関係者の皆さんが再々経済産業省にもお運びをいただいて、我々は叱咤激励を受けたわけであります。
最初は、この問題の難しさを思うときに、経済産業省の事務当局も逡巡をしている場面も正直言ってありました。それでも皆様の御熱意に押されて、閣議で御審議をいただき、そこでも全員の賛成を得て、そして、先ほど麻生総理の決意を中野理事から御披露ありましたが、ああした考えに基づいて我々は推進をしてまいりましたが、きょう、東委員長のリーダーシップと御決断によってここに御審議をいただくということは、経済産業省にとってはこの上もなく光栄なことだと思っております。
恐らく、全国の二百五十七万に及ぶ中小零細の関係の皆さん、いわゆる個人事業主の皆さんは、本当に心の底から信頼すべき者はだれか、信頼に足る政治家はだれかということをみんな心で御判断されておると思います。
そこで、簡潔に御答弁を申し上げたいと思いますが、小規模企業対策として、かねて、マル経融資制度の拡充を初めとするセーフティーネットの整備に全力で取り組んでまいりましたことは御承知のとおりであります。
そして、私は、小泉内閣で経済産業大臣に就任以来、元気な中小企業というものを選んで、三百社の皆さん、四百二十万社おられるこの中小企業の中で毎年三百社ずつ選んでいるんですが、そうすると、中小企業の中でも大きい方と真ん中の方とうんとまだまだ小規模の方々とおられるわけですけれども、技術というものは、会社が大きかったら、規模が大きかったらいい技術が出てくるとは限らない。会社が小さくてもやはりきらりと光るものを持っておられる、そういう業者があることに気がついた経済産業省は、ことしからは、百五十社は従来の中小企業の中の立派な企業の皆さんの中から選ばせていただく、しかし、従業員が三人であろうが五人であろうが、その小規模の中から、今度は百五十社選ばせていただく。
つまり、小規模の皆さんも大きい方の中小企業の皆さんも同じステージに乗っていただいて、一緒になって日本のイノベーションを追求していこう、こういうことでございまして、頑張る小規模企業を力強く後押ししたい、これが経済産業省の基本的な考えでございます。
かつてない金融危機の中で、小規模企業の中でも特に厳しい状況に直面しておる個人事業主の皆さんに安心して事業にいそしむことのできるように、我々は何ができるかということを常々考えている中で、議員の皆さんや団体の皆さんから熱心に言われておりました、この個人事業主を支える御家族の方々、そして、小規模企業共済に加入できるようにこれらの方々をその仲間にお迎えすることによって、全国で、先ほども申し上げました、二百五十七万の個人事業主に安心をお与えすることができる。その安心感の中から次なる発見、また次なる創造が生まれてくるわけであります。
私は、今度のことで、ここで御審議をいただき、多数の御賛同をいただいて成立させていただくとすれば、このことは日本の中小企業に、そして今日の不景気、そして中小企業といえば必ずほとんどが地方なんです。地方に元気をつけるという意味では、この施策を実現に持っていくことは何にも増して重要なことだと思っております。
政治家はいろいろなことに興味を持っております。いろいろなことでみずからを売り出そうとお考えの方々もいらっしゃいますが、こうした地道なことに、きょう解散を数時間、数時間よりももっと短い時間の中に、もう目前に迫っておるこのときに、ここで熱心に御議論いただく姿、この皆様こそ、私はこれからも政治活動の上に末永く心にとどめておきたい、このように思っております。御審議をいただく皆様に改めて敬意を表して、私の答弁とさせていただきます。