二階俊博の発言 (経済産業委員会)
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○二階国務大臣 今御質問にありましたように、赤羽議員が、何人かの公明党の幹部をお連れして経済産業省へ、夜の八時過ぎであったかと思いますが、お越しになりました。
私はその御熱意にも大変感じ入るところがありましたが、赤羽議員との思い出というか、お顔を見るたびに忘れることのできないのは、神戸のあの大震災で、赤羽議員のお宅も実はあの大震災に直面して大きな被害を受けられたんですが、そのことを一言も口に出さないで災害復旧に奔走している姿、私は、後に、赤羽さんのおうちもやられたんだということを聞いて、だれでもあんなまねができるだろうかということを思ったことがあります。今度のこの緊急保証の問題についても、本当に熱誠あふれる御提言をちょうだいいたしました。私は、まさに心も体も動かされたような気持ちを持っております。
おかげさまで、緊急保証、今日まで、件数にしましてちょうど六十二万四千件に達しております。そして、セーフティーネット貸し付けが十八万件、危機対応業務、商工中金でありますが、これが一万一千件、合わせまして八十一万五千件の融資をさせていただいております。金額にしまして、緊急保証で十二兆三千億円、セーフティーネット貸し付けで三兆二千億円、危機対応業務、商工中金でありますが、七千億円、合計いたしまして十六兆二千億円という数字になっております。
そして、最近の様子、毎日、その日その日の集計をとっておりますが、だんだんと、貸し付け、融資に対する御要請が落ちつきを見せ始めてきております。このことに対して大変心強く思うものでありますが、あわせて、今、赤羽議員もお述べになりましたように、雇用の面で中小企業の皆さんが随分頑張っていただいているという思いを私はいたしております。
この融資をさせていただきましたときに、中小企業の事業主の皆さんに私の方から申し上げたことは、これは実は政府のお金をお貸ししているんです、改めて言えば国民の皆さんの税金なんです、したがって、この資金を活用されようとする事業者は、一人でもいいですからだれか雇用してくださるというふうな気持ち、そういう温かい気持ちでお互いにこの難局を助け合っていこうではありませんかというお願いをしましたところ、直ちに手を挙げてくださった中小企業が千四百社ありました。そして、県知事等を通じて地方に向かってこのことを改めて呼びかけましたら、続いて五千八百の会社から、我々のところでも採用しようと言われました。
私はその事実を経団連や大企業の皆さんに申し上げました。当てつけを申し上げているわけではありませんが、中小零細業の皆様でもこういう対応をしようとされておるのだ、大企業の皆さんもつらいことはよくわかっております、これ以上大企業の皆さんに荷物を背負わせると外国へ逃げ出してしまいかねないという状況にあることも、これも十分承知しております、しかし、中小の経営者の皆さんが歯を食いしばってああいうふうに御協力をいただいている様子から見て、大企業の皆さんもひとつここは奮起をしていただきたいということをお願いしました。
まだそのころは自動車産業も家電メーカーも元気な状況にはなっておりませんので、彼らも一瞬戸惑いを見せておられましたが、おかげさまで今、自動車産業も注文に間に合わなくなってくるようになりました。ハイブリッドカー等は、もう六カ月待たなければ納入できない、普通の車でも三カ月ぐらいかかる、そして、休ませておった工場がどんどんどんどん再開にこぎつけていただいております。家電メーカーでも、関係者、経営者の皆さんが打ちそろってそういうことをおっしゃっていただいております。
大変力強い復興の足取りが見え始めてきておる。まだこれで十分だとは申し上げませんが、悲観ばかりしておるわけではなくて、こうした明るい兆しも見え始めてきておるということを、これは、イデオロギーだ、与野党だということを言っていないで、率直に認めるべきことは認めなきゃいけないと思います。
そして、もう朝目が覚めたら、電信柱の高いのでも何でも麻生さんが悪いのよ、こう言っておれば落ちつくようでありますが、そういう間違った考えに断固として立ち向かっていかなくてはならない。
私は、今もこの委員会室に入る直前にぶら下がりの記者会見がございました。何をこの解散後の選挙に訴えようとしておるか、こういうことでございますが、我々は、今日までとってきた経済政策を改めて国民の皆さんに申し上げます。同時に、我々が打ってきた政策でどこが間違っておりましたか、何が不足しておりましたか、何かあったらどうぞおっしゃってくださいということを申し上げましたが、記者の皆さんからは、きょうは、まあ最後だということで甘く対応していただいたのかどうか存じませんが、一言もありませんでした。
どうか皆さん、きょうはたまたま、この席におられる方は自民党、公明党の与党の皆様ばかりでございます。我々が今までとってきた政策によって、中小企業も大企業も含めて復活の兆しが見え始めてきておるというところに自信を持って、立ち向かっていこうではありませんか。そして、皆様の一層の御指導をいただきながら、経済産業省は頑張ってまいります。
我々は選挙に突入しなくてはなりませんが、役所が選挙をするわけじゃありませんから、役人には、相変わらず、この今まで打ってきた政策がどこまで浸透し、どこに関係者の皆さんが御不自由を感じておるか、どこがよかったとおっしゃっておられるか、よく精査をした上で、しっかりと期待にこたえていきたい、このように思っておりますので、一層の御支援をお願い申し上げておきたいと思います。
ありがとうございました。