二階俊博の発言 (決算行政監視委員会)
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○二階国務大臣 山口先生から今お述べになりましたとおり、中小企業対策というものは極めて重要な国の政治の柱でありますが、特に、麻生内閣におきましては、この点を最重要視して対策に取り組んでまいりました。
産業、雇用、そしてお互いの暮らし、これらを支える四百二十万人に及ぶ中小企業の関係者の皆さんが、このたびのリーマン・ショックを初め原油の問題もそうでありますが、大変、経営状態が苦境に陥った時期がありました。今もなおその状況は続いておるわけでありますが、それでも一時をしのぐことができた。それは中小企業本来の力でありますが、同時に、政府としても、ここ数年、中小企業対策は三千億、四千億程度の予算を投入して懸命に取り組んでまいりました。今回の経済危機対策におきましては、御承知のとおり、二兆七千億円の中小企業対策を講じたわけであります。
そして、私どもは、総理の御指示で、倒産を一人でも、一件でも少なくするようにやれ、こういうことでありますが、私は、何の罪もない中小企業の皆さんが、国際的な、こういう濁流のような流れの中に押しつぶされるというようなことはあってはならないという観点から、先ほど総理の御答弁にもありましたが、四十七兆円規模の資金繰りを行いました。そして、信用保証及び貸し付けにおきましても、七十四万件、十四兆七千億円の融資をさせていただいております。
そしてよく、お金を借りに行っても、遅いとか、あるいはすぐ貸してくれないとかといって、いろいろなことを言われる方もいらっしゃいますが、私どもは、全国に九百カ所の相談窓口を設置して、土曜、日曜をいとわず対応してまいりました。昨年は、暮れの三十日までやれという与党のお達しがありましたので、我々は当然のことと思って、暮れの三十日も出勤して、みんなが対応してくれました。
それでも、一日五百億円の融資がなされたことを思えば、やはりみんなが頑張っていただいてよかったなという思いがしたわけでありますが、特に金融庁の御協力をいただいて、私どもは、全国二百カ所で金融問題の御相談に応じております。そこで質問していただき、意見を述べていただいて、こういう苦情があるというようなことをつぶさに承って、我々は、与謝野大臣と速やかにそうした問題に対して対処をしてまいりました。
そして、返済でありますが、これを少し延ばしてもらいたいというのと、それから既往の債務に対して何とかならないかという御相談、そうしたことも現実的に対応いたしております。
時間がありませんから短くやりますが、例えば、私ども、たくさんの企業の中に将来一人でも多く雇用をしていただきたいというお願いをしましたら、いち早く手を挙げてこられたのが千四百社ありました。続いて、地方のいわゆる自治体の皆さんの協力を得てお願いをしましたところ、何と五千八百社が手を挙げてくれました。そうした企業の中に、上場を希望しておる企業というのは二百ないし三百社あるわけであります。二百ないし三百社が、この不況のときにも中小企業が上場しようという意欲を持っておるということに我々は注目をしなければなりません。
そして、我々は、中小企業の皆さんに対して、国等の調達、国等がいろいろなものを買い入れる場合に、中小企業にたくさん発注が行くようにしてもらいたいということで、各閣僚の御協力を得ながら取り組んでまいりましたが、昨年に比べて一兆円プラスしまして、五兆二千億円が中小企業から購入をすることになって、シェアは五二・四%、過去最高でございます。
地球温暖化の問題もいろいろ意見がございますが、私は、中小企業の皆さんの協力なしにこの地球温暖化問題、マイナス一五%ということを実行するにも、やはり中小企業の皆さんの協力が必要であります。
他の問題について、総理の御答弁にもありましたので重複を避けますが、いずれにしましても、我々は、中小企業は日本の宝だと思っております。我々は中小企業の皆さんと手を組んで対アジア政策等も取り組んでいきたい、このように思っておる次第であります。